お店の前にはトゥクトゥク!? 賑やかな店構え

看板や地面に描かれたイラスト、キリンのオブジェ、入口前に陳列された雑貨やおもちゃなどなど。賑やかな店構えの絵本専門店「トロル」は、のんびりとした雰囲気が漂う東村山の街のなかで、ひときわ存在感を放ちます。

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そして何よりも気になるのは、お店の入口に置かれたタイの三輪タクシー「トゥクトゥク」。店主の関本練さんに尋ねてみると、「代々木公園で開催されていたタイフェスの会場でたまたま見つけて、瞬時に買うことを決めました」とのこと!
購入以来、お店の入り口にいつも設置し、ときにはトゥクトゥクで納品しているそう。

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足を踏み入れると、店内は絵本だらけ! かわいらしい照明やオブジェなども相まって、こども部屋のような雰囲気にわくわくします。

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一番の見どころは絵本。手作りの本棚にぎっしり並んだ様子は圧巻です。今話題の最新作から長く愛されるベストセラーまで、幅広く児童書を取り扱っているので、お気に入りの一冊が見つかりそうです。

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入って右手には雑貨やおもちゃの販売コーナーも。流行りのボードゲームや、ちょっとめずらしい海外のおもちゃ、コマなどの懐かしいおもちゃまで、幅広く揃っています。

何度も読み返され、長く愛されるのが絵本の魅力

1980年に「トロル」をオープンした関本さん。絵本の魅力に気づいたのは20代半ばのころ、ある児童書専門店との出合いがきっかけだと言います。
「そのお店で『こんな世界があったんだ』と知り、そこで働くことにしました」。2、3年働いたのちそのお店は閉まってしまいましたが、一人で事業を続けることを決めた関本さん。はじめは訪問販売という形で、東村山や練馬、西東京、小平などの保育園や幼稚園に赴いて書籍を販売していました。その後、お客さまが多かった東村山に「トロル」の店舗を構えます。

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そんな関本さんは、絵本のどんなところに魅力を感じているのでしょうか。
「大人になると一度読んだ本はあまり読み返しませんが、こどもは絵本を何回も何回も読み返すでしょ。それは、やっぱり面白いからだと思うんですよ。
それと、何十年も前に刊行されたものがいまだに売れ続けているのも絵本の特徴。こどもが生まれたら、その子に自分が読んでいたのと同じ絵本を読ませるからだと思います。なかには、親子3世代でうちに絵本を買いに来てくれる方もいます。かつては娘を、今は孫を連れて。そんなお客さまがいるのはすごく嬉しいですね」。

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そんな関本さんの今一番おすすめの絵本は、『ゆうやけにとけていく』(小学館・1,870円)。編集部も中身を拝見しましたが、絵の美しさにびっくり! 沈みゆく夕焼けを背景にさまざまな人の生活が描かれている様子がどこか懐かしく、大人が読んでも楽しめる1冊です。

「トロル」では絵本や児童書以外にも、保育・福祉の専門書籍を多数取り揃えています。「大型書店でも売っていないような専門書籍を扱っているので、ここに置いてある本を求めて遠方から来てくださるお客さまもいるんです」と関本さん。専門書籍はネット販売のほか、全国各地で出張販売も行っているそうです。

お客さまとのつながりを大切に

関本さんにとって、本屋を開いていて楽しいと感じるのは、人とのつながりを実感できるときだといいます。
「以前、あるお子さまが手紙をくれたんです。『トロルは面白い本が売っているし、たくさんの種類があるから大好きです。ずっとこのままトロルを続けてほしいです』って。そういうことを言ってもらえると、心のよりどころになりますね」。

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東村山で多くの人に愛されている「トロル」。お子さまと一緒に本を探したい方も、久しぶりに絵本を読みたくなった方も、ぜひ一度訪れてみてください。

※営業時間、販売商品、価格などが変更になる場合がございます。