緑豊かな憩いの場に、電車の音が心地よく響く
東伏見公園は、2013年に開園した比較的新しい都立公園です。南側には東伏見稲荷神社が建ち、近くを石神井川が流れる緑豊かなエリアにあります。
武蔵野地域の都立公園を管理する六仙公園サービスセンターの望月さんに、公園を案内していただきました。
園内の西側に広がる原っぱは「多目的広場」。散策を楽しむ人や、ベンチでくつろぐ人々の姿が見られました。公園全体が高台に位置しているので見晴らしがよく、空が広く感じられます。
この公園の特徴は、新宿線の線路沿いにあるため電車を間近に見られること。敷地内には駅のホームや車窓をモチーフにしたベンチがあり、遊び心いっぱいです。
公園北端にはウッドデッキがあります。園内でもとくに電車がよく見える場所で、こどもたちに大人気だそう。デッキにはスロープで上がれるので、ベビーカーでも安心です。
新宿線が目の前を駆け抜けていきました! 少し待てばまたすぐに次の電車がやって来るので、小さなお子さまでも飽きずに楽しめそうです。
一番の人気スポットは、とってもロングなすべり台!
公園東側には、さらに小高い丘のようになった場所があります。その上に設置されているのが、全長49mのローラーすべり台です!
このすべり台を目当てに市外から訪れるファミリーも多いとか。すべり台の上からは街が一望できます。
ローラーすべり台のほかにも、いくつか遊具が設置されています。こども向けだけでなく、ストレッチや筋トレができる「健康遊具」もあるので、お散歩ついでに運動してみるのもいいかもしれません。
緑がたっぷりの公園内には、春には桜、秋にはキンモクセイなどの花が咲き、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
望月さんによると、東伏見公園は現在、拡張計画が進められており、いずれは石神井川まで敷地が広がる予定とのこと。より広く、より楽しい公園になるとともに、地域の防災拠点としての役割も果たしていくそうです。
今後どのように成長していくのか、期待でいっぱいの東伏見公園に、ぜひ遊びに来てみてください。