アメリカンなムード満点の店内にワクワク
頭上の大きな看板が目印の「CHOPPERS」。入口にはテラス席も用意されています。
店内に入ると、星条旗やレトロなポスター、フィギュアなどのアイテムが店のあちこちにディスプレイされ、古き良き時代のアメリカを訪れたような気分にさせてくれます。店舗に飾られているアイテムは店長の石田嘉広さんが集めたものはもちろん、店のコンセプトに共感した常連さんたちがプレゼントしてくれたものも多いそう。
こちらは以前販売していたソフビ(ソフト塩化ビニール)人形の"バーガーマン"。知り合いの作家さんの作品で、エプロンに店のロゴが入ったオリジナルバージョンです。
また、周年ごとに制作しているTシャツは、来店記念に購入していく人も多いのだとか(現在は終売)。8周年のイラストはアメコミ風。よく見ると石田さん夫妻が描かれていました。
「アメリカンフードの代表格・ハンバーガーは、アメリカのカルチャーとの親和性が高いんです」と石田さん。アメリカの文化を楽しむ延長線上に、ハンバーガーがあるようです。
元会社員、未経験からの挑戦
2015年にオープンしたこの店を切り盛りしているのは、所沢出身の石田さんと、妻の美穂さん。かつては自動車メーカーに勤務していましたが、自分の将来をイメージしたときに「いつかは自分で店を開きたい」と思い描き、ゆっくり準備を進めていたそう。
「これまで飲食業の経験がなかったので、ひとつに特化した店にしようと考えていました。もともとアメリカンなテイストが好きだったので『やるならハンバーガーがいい』と早い段階から決めていたんです」。
そんな石田さんが調理学校を経て最初に選んだのは、高齢者施設での給食事業。衛生面の管理がとても厳しい高齢者施設での経験は、肉を扱うハンバーガーショップを出すにあたり、とても勉強になったそうです。
食感にこだわる、本格的でリッチなバーガー
「CHOPPERS」のパティは牛肉100%。店内でスジと脂を取り除いた後に、包丁で丁寧に切っています。メインは赤身のモモ肉。ステーキのような肉々しい食感と味わいが感じられるよう、大きめに刻みます。さらに、程よく脂があって旨みが強いウデ肉を細かく刻んでブレンドすることでパティが成形しやすくなるのだとか。
バンズは地元・所沢の「BAKERY ENGLAND STREET」に依頼しています。「バンズのツヤ感や柔らかさなど、ある程度のイメージを伝えて、あとはオーナーの宇佐美さんにお任せしています」と全幅の信頼を寄せている様子。宇佐美さんも時折店に訪れて、実際に提供される状態の肉とバンズの相性を確認しているそう。お互いのプロフェッショナルな仕事が、この店の人気を支えています。
使用する野菜も、石田さん自身が毎朝近隣の青果店などをまわり、良いものを選んで仕入れています。時間や手間がかかっても自分の目で見て選ぶことを大切にしているそうです。
「CHOPPERS」の人気No.1は、食べごたえのあるパティが2枚にチーズもトッピングされた、ボリュームたっぷりの「ダブルバーガー」(1,680円)です。また、女性にファンが多いのが「アボカドバーガー」(1,490円)。スライスしたアボカドのクリーミーな味わいがアクセントとなり、彩りも美しい一品です。サイドメニューにはポテト、サラダ、スープが一緒になったランチセット(500円)がおすすめ。
「都心に出なくても、地元で自慢できる店はたくさんあるはず。『小手指にはCHOPPERSがある』と言ってもらえる店でありたいですね」と石田さんは話します。本格的でリッチなハンバーガーを味わいに、アメリカンなムード満点の「CHOPPERS」にぜひ足を運んでみてください。
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