現役トレーナーが身体作りを支えるレシピを考案

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「うか ―身体を整える日本の食卓―」は、健康的な日本食をテーマにした身体に優しいお弁当をいただけるカフェ。豆、ゴマ、わかめ、野菜、しいたけ、いもの頭文字から取った、"まごわやさしい"の食材を取り入れた、バランスの良いおかずがお弁当箱の中に詰まっています。

オープンしたのは202212月。健康的な身体作りをめざすトレーナーの会社「ONE'S International」が立ち上げました。トレーナーとしても活躍中である代表取締役の完戸勇磨(ししど ゆうま)さんが、大学時代を過ごした所沢で2020年にパーソナルジムを開いたのが始まりです。そこから、"運動・栄養・休養"を3本柱に掲げ、現在はパーソナルトレーニング、ホットヨガ、飲食店を運営しています。

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「トレーニングは、運動だけではなく食事によるアプローチも大事。以前は、運動と合わせてサプリやプロテインなどの摂取をお客さまに提案していたのですが、それだと続けるのが難しいという壁がありました。そこで、良さに気づいたのが伝統的な日本食。健康に配慮した日本食で身体作りに必要な栄養を無理なく摂取してもらいたいと思い、『うか』を立ち上げました」と完戸さん。

レシピを考えているのは、主に店主の周子さんです。彼女は現役のトレーナーであり、2児の母。身体作りに必要な栄養素や食材のバランスなどを考えて作られるお弁当は、バランスが良く、元気がもらえると子どもから大人まで、幅広い年齢層の方に大人気です。

シンプルに「おいしい!」と身体が喜ぶ日本食

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「うか」のお弁当メニューは「のり弁当」(1,100円)の1種類のみ。店内でもテイクアウトでも注文できます。イートインのお客さまには、まげわっぱに入れてお弁当を提供。「のり弁当」を注文すると、鉄瓶で入れた白湯と3皿の小鉢がついてきます。

干し椎茸で丁寧にだしを取ったサイドメニューの「キノコ出汁のお味噌汁」(330)も、旨味たっぷりで感動のおいしさ。

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「のり弁当」の内容は週替わり。地元農家の採れたての無農薬野菜を使うため、届いた野菜を見てレシピを考えるそう。この日は、むらさき大根や長ネギのグリル、カブと菜の花のナムル、お豆腐の生姜焼きなどが彩り鮮やかに入っていました。ひと口いただけば、野菜の甘みに驚く人が多いはず。柔らかく深みのある味わいの粟国の塩や天然醸造醤油など、調味料にもこだわり、シンプルな味付けながら、身体に染みわたるおいしさです。

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ごはんをおかわりしたい人やお子さま連れのお客さまにおすすめなのが、「梅がつおごはん」(330)。土鍋で炊いたご飯がふっくらとしていて、お米のおいしさを感じられます。

地元の生産者さんとつながるお店

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「うか」が意識して大切にしているのは、地元の生産者さんとのつながりです。「お客さまにサービスや技術を提供できているのは生産者さんがいるからこそ」という考えのもと、生産者の方々に常に感謝しながら営業しているそうです。店内でも、採れたての無農薬野菜や平飼い卵などを販売しています。

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食後にいただきたいのは、「オギノエンの緑茶」(440)。きなこねじりや甘納豆などの甘味付きです。このお茶の生産者さんは、約30年間、所沢で無農薬・無化学肥料栽培で茶葉を育てている「オギノエンファーム」。「うか」で食事をすると、地元で真摯に農作物を育てている農家さんを知るきっかけにもなりそうですね。

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笑顔でお話ししてくださったのは、店主の周子さん(写真右)と、スタッフの亜友美さん(写真左)。

「お弁当を開けた瞬間の嬉しそうなお客さまの顔を見るのが、日々の喜びです。野菜がメインのお弁当は他にはないと喜んでくださる方が多いですね。食材にこだわっていますが、使う調味料の種類は少ないですし、作り方はとてもシンプル。一人でも多く、健康で幸せな暮らしをしてもらいたいので、『うか』のお弁当をきっかけに自宅でも野菜を使った日本食を作ってくれたら嬉しいです」と周子さん。

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「うか」で食事をすると、大地のパワーをもらって元気になれそうです。ここで食と向き合えば、丁寧な生活をする良さや身体を労わる大切さを見直すきっかけになるかもしれません。食で身体を整えたいと思ったら、ぜひ「うか」のお弁当を食べに行ってみてはいかがでしょうか。

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