今年で25周年を迎える小平の人気店
1996年にオープンした「カフェ ラグラス」。店主・松村三智子さんは「主婦が働ける場所を作りたい」という思いでお店を始めたそうだ。
お店はあじさい公園の目の前。松村さんは「お店を開くなら、遊歩道沿いがいい」と思い、この地を選んだという。取材時には咲いていなかったが、あじさいのシーズンには満開のあじさいを楽しむこともできる。テラス席はペット同伴可なので、ドッグカフェとしても人気だ。
近隣農家の野菜を使い、地産地消にも取り組む
松村さんがメニュー内容も料理もすべて手掛けていたが、今年に入ってスタッフからも新しいメニューを提案してもらっているという。
「お客さまに『おいしい』と言ってもらえることがすごく嬉しくて。それをスタッフのみなさんにも体感してもらいたくて始めました。意見やアイディアを出し合い、さらにスタッフ間の関係が強くなりましたね」(松村さん)
お店をはじめてから仲良くなったという近隣の農家からは朝採りの野菜を直送してもらい、地産地消にも取り組んでいる。
人気メニューのひとつ「本格インドカレー」(1,090円)サラダ添え。生活クラブの鶏肉を使い、フルーティに仕上げている。そのほかオープンからずっと続いている「ラグラスランチ」(11:00~14:00、なくなり次第終了)などが人気。
甘酸っぱさと鮮やかな赤色が魅力の「ワイルドベリーティー」(490円)。これからの季節は店で育てたハーブを使った「フレッシュハーブティー」(560円)が登場。
これからもずっと続けていきたいイベント
「カフェ ラグラス」では8年前から、個人の店を集めた「ジュディ マルシェ」というイベントを年に3回開催している(3月、7月、10月)。毎回たくさんの人で賑わうのだとか。
「ジュディ マルシェのファンだという人もいるほど人気です。イベントをすることで出展者やお客さんの人のつながりを作っていけたらと思っています」(松村さん)
そして昨年から始めたというのが「こども食堂」。開催は月に1回。地域交流の場として楽しみにしている人も多い。
「『大きくなったからもう来ちゃだめなの?』なんて言ってくれる子もいてね。昔のスタッフの子が大きくなって、またこの店に来てくれることもあるし。みんな帰ってきてくれるんですよ」(松村さん)
店主の松村三智子さん。明るく、元気な松村さんに会いに来る人も。
この店に帰ってきたいと思う人が多くいる。そう思える店があるというだけで、地域の人たちは心強いことだろう。
※価格はすべて税込
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※写真、記事内容は取材時(2018年3月13日)のものです。