今回伺ったのは、池袋線狭山ヶ丘駅から車で10分ほどの自然豊かな場所にある『オギノエンファーム』。大きなツリーハウスが目印です。(2018年にバンブーデッキに建て替え)
オギノエンファームは、無農薬・無化学肥料でお茶や野菜などを栽培している農家さん。手作り味噌や豆腐、手打ちうどんなど、季節ごとのワークショップも開催されています。そんなオギノエンファーム自慢の野菜を使って、早速ピザ作りスタートです♪
まず、前日から用意していただいた生地を適当な大きさに分け、丸く伸ばす作業です。
こちらの生地も、オギノエンファームで栽培している小麦からできたもの。フワフワとしていて赤ちゃんの肌のような柔らかさです。
「癒される~♪」と、沈さんご満悦です。最初は丸く伸ばすのが難しいようでしたが、何枚もやっていくうちにプロのような手さばきになっていました。
生地を伸ばしたら、次はトッピングタイム♪
ここにある具材のほとんどが自家製で、季節の野菜はもちろん、にんにくの効いたトマトソースや、ヤギ乳で作ったチーズ、燻製ベーコンなどなど。そのまま食べても美味しいものばかりです!沈さん、味見と称して「青山在来大豆」という希少な豆をパクリ。
その濃厚な味に感動し、もう一つ、もう一つと味見の手が止まりません(笑)。この日は、農業体験やワークショップをサポートするグループと農業研修の皆さんも一緒だったので、手分けしてオリジナルピザをデザインします。
一枚、また一枚と真っ白な生地がカラフルに色付いて、目にも鮮やかなピザが誕生。その後ろには、最後の仕上げを待つ列が並びます。
そして、最後の仕上げを行うピザ窯も手作り!日によって温度の上がり方や薪の量も違い、火の管理がとても難しいとのこと。あらかじめ温めておいていただいた窯へピザを、手作りのピザピールで投入します。
近づくだけでも汗が噴き出るほど、ピザ窯はあっつあつ!3~5分ほど焼き上がりを待つと...。
ふっくらとしたピザが焼き上がりました!ちょうど良い感じに焦げ目もつき、食材たちが「早く食べて~」と、活き活きしているように見えます。続々と焼き上がるピザをカットし、出来立てを皆さんと一緒にいただきます!!
大きな一口でピザにかぶりつく沈さん。その美味しさに、会話も忘れ黙々と口へ運びます。
お味はいかがですか?と聞くと、「生地がパリパリで、野菜ひとつひとつの味が濃縮されています!野菜の旨味が体に染み込んで、体が喜んでいるのを感じます♪」と、ピザを頬張りながら答えてくれました!特にお気に入りだったのは、大豆とブルーベリーのデザートピザ。手作りだからこそ生まれた組み合わせ、新たな発見に皆さんも驚いていました。
そしてもう一つ新たな経験をした沈さん。それは、初のヤギミルクです!今朝採れたばかりというヤギ乳をゆっくりと口へ近づけると...。
「豆乳に近い味でとってもヘルシー。美味しい!」と、ヤギ特有の臭みもほとんどなく、さっぱりとした甘みのあるヤギミルクに笑顔がこぼれます。
食欲の秋という理由だけではなく、どの食材も本当に美味しくてジューシー。美味しさの秘密が隠されている場所に、オギノエンファーム代表の荻野さんが案内してくれました。それがこちら!
荻野さんは草や堆肥を活かした肥料作りを工夫し、無農薬・無化学肥料で作物を栽培しています。農薬を一切使わず土をふくよかにすることで、作物がストレスを受けない分、本来の風味と栄養価の高い、ジューシーな作物になるそうです。
また以前は病気を患っていた時期もあった荻野さんですが、食事療法で改善され、現在では薬を飲まずに生活されているそうです。それを機に『持続可能な自給自足』の循環型農業を行い、毎日マイペースにストレスフリーな生活を実現しています。そして荻野さんだけでなく、ご家族の皆さんも穏やかで温かい方ばかり。皆さんの豊かな笑顔も、きっと栄養の一つなのでしょう。
今回ご紹介したピザ作り体験は今回ご紹介したピザ作り体験などのワークショップは、農閑期の火曜市、土曜市で行われる場合がございます。詳細は、オギノエンファームのホームページやSNSから直接お問い合わせください。自慢の栄養たっぷり季節食材を楽しみたい方は、ぜひオギノエンファームへ足を運んでみてください♪
※体験の内容は変更になる場合がございます。