常連さんもおすすめ!熱々「鍋焼うどん」

この西所沢で開業して18年目。この日も地元のお母さんたちが集まり、談笑をしながらうどんを召し上がっていた。
「私もさっき鍋焼うどんを食べたわよ!ここの鍋焼うどんはおいしいのよ!」とやさしく話しかけてくれ、何ともアットホームな雰囲気である。

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熱々の「鍋焼うどん(1,300円)」は、麺にも具材の海老天やお麩にも、ダシが香るつゆの旨みがしっかり染み込んでいて、フーフーと冷ましながらいただけば、あっという間に体の芯まで温まる。 冬の時期はもちろんだが、季節関係なくこの味の虜になる常連さんがいるのは納得である。

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地元から仕入れている地粉が香るシンプルな「ざるうどん」

もともと呉服屋さんだったという店主の加藤さん。趣味で打っていたうどんを食べた呉服屋時代の常連さんが、うどん屋をやってみたら?と後押ししてくれた。
開業時からこだわるのは、機械を使わない"手づくりのおいしさ"だと言う。

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やや褐色がかった地粉と塩と水だけで打つシンプルな麺は、武蔵野うどん独特の噛み応えがある麺よりも食べやすく、お子さまにも人気だ。

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「肉汁うどん(800円)」の甘くないさっぱりとしたつけ汁は豚バラがよく煮込まれおり、ねぎとホウレン草の糧とお新香も付いて、この値段はありがたい。サクッと食べていく常連さんも多い。

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これからも本物を提供し続けたい

「うちのうどんはとにかく手づくりにこだわっているので、1日40~60食くらいしかつくれないのですよ」と店主。
彼の手にできているタコが手づくりの大変さを物語っている。 だからこそ、わかる人のみに食べてもらえればそれだけでいい。これからも本物を提供し続けたいと語ってくれた。

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お持ち帰りや電話注文で地方発送もしている「生うどん 5食入り(600円)」も密かに人気商品だ。
「地蔵山」の麺をお盆の時におみやげとして持って帰りたい!というお客さまのリクエストから生まれた。 口コミで広がり、全国各地から電話注文もあるそうで、真面目にやっていればわかる人にはわかるのさ、という店主の言葉と重なる。

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地元に愛され、口コミで全国にもファンがいる「地蔵山」のうどん。真面目にやってきた店主の姿勢があらゆるところで滲み出ていると思うのだった。

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