今回伺ったのは、池袋線「保谷駅」から徒歩10分の場所にある「FUKUROKOJI CAFE(フクロコウジ カフェ)」。店名の通り袋小路の少し手前にあるこの場所では、コザクラインコとボタンインコに触れ合うことができます。

inko_1.jpg期待を胸に中へ入ると、早速、鳥さんたちの賑やかなお話声が聞こえてきました♪店内は、全席のアットホームな空間。一体どんな出会いが待っているのでしょうか......

inko_2.jpg鳥と触れ合うのは初めての編集部スタッフ、ドキドキしながら本日の店員さんとご対面です!オーナーの梶川さんの手に乗って現れたのは、柔らかな青色が美しい、ボタンインコの「利あり」くん。アイリングと呼ばれる特徴的な瞳が可愛らしい男の子です。

inko_3.jpg初めての触れ合いに緊張気味のスタッフでしたが、利ありくんから挨拶に来てくれました!

inko_4.jpgこちらも挨拶を返そうと手を伸ばすと、フワッと舞い上がり、大好きな"あわほBar"へ。ガブリと一口頬張ると、そのままある場所へ舞い降りました。

inko_5.jpg利ありくんが向かったのは、大好きなはるちゃんのもと。はるちゃんは、利ありくんが年半片想いしている愛しのコザクラインコです。

inko_6.jpgこうして見るとラブラブな2羽ですが、オーナーの梶川さんいわく、前途多難な恋とのこと。頑張れ利ありくん!(笑)。人間界と同じく、そう簡単にはいかないインコ界の恋愛事情も垣間見えたところで、次に現れたのは、はるちゃんのお母さん!コザクラインコのはなさんです。

inko_7.jpg食べることが大好きで、13歳になった今でもお店を盛り上げてくれています。太陽のような羽色を見ているだけで、パワーをもらえますね

inko_8.jpginko_9.jpgこのようにインコと一緒にお茶を楽しめるFUKUROKOJI CAFE。自由に飛び回る姿だけでなく、それぞれのインコの豊かな個性を感じられるのも魅力の一つです

ここへ来るお客さんは、老若男女問わず、昔インコを飼っていた人や、一人暮らしで飼えない人、飼っているインコを一緒に連れてくる人などさまざまです(インコ同伴の条件は、インコが健康診断を受けていること)。
北は北海道、南は沖縄まで、全国から鳥好きが集まるこの場所、元々は中国茶のお店をしていたそうです。鳥を連れて集まれる場所を作りたい」と、梶川さんの自宅を開放して「FUKUROKOJI CAFE」はスタートしました。

inko_10.jpg近年、鳥ブームで鳥を飼う人が増える中、梶川さんから鳥を家族に迎え入れるためのつのアドバイスをいただきました。

1.何を目的として飼うか

長くて十数年過ごす上で、一番大事なこと。それは、『何を目的として飼うか』を間違えないことです。

○喋りたい、喋ってほしい→セキセイインコのオス
○触りたい→ラブバード(今回紹介したコザクラインコやボタンインコ)
○音楽を歌ってほしい→オカメインコ

上記は一例ですが、インコにも種類があり、「色がきれいだからコザクラインコを買ったけど、何で喋らないのか?」と聞かれても困ってしまうそうです。目的を間違えて家族に迎え入れると、お互いに十数年も寂しい思いをしてしまう可能性があるので、専門書を見たり、詳しい人に相談したりしてから鳥との生活をスタートさせてください。

2.窓の開閉は十二分に気を付ける

慣れている人でも、肩に乗せたまま窓を開けてしまい、鳥を逃がしてしまうことがあるそうです。逃がしてしまうと戻ってくることはほとんどないので、窓の開閉には十二分に気を付けましょう。窓を開ける必要がある時には鳥がケージに入っていることを確認してからにします。また放鳥する時には窓が閉まっているかを確認し、放鳥タイム中には窓を開けないのが鉄則です。

3.決めた時間にケージへ入れる

一日中自由に飛び回らせていると、いざ病気になった時に、ケージの中で大人しく養生することが出来ません。一日のうち、決まった時間にケージの中に入れる習慣をつけましょう。

ご紹介したのは、鳥を飼育する上で気を付けてほしいことのほんの一部です。値段や見た目だけで決めてしまうのではなく、まずは鳥のことを知って、触れ合う機会を作ることから始めてみるといいかもしれませんね!

※体験の内容は変更になることがございます。