池袋線大泉学園駅から徒歩10分ほどで、目的地に到着。智美先生が、素晴らしい作品と共に出迎えてくださいました♪
智美先生は2010年よりカービングを始め、石鹸やフルーツを中心に美しい作品を生み出し、講師としても活躍されています。カービング・ナイフ一本で、こんなにも繊細で美しい彫刻が出来るなんて・・・編集部一同、その精巧さに目が釘付けになってしまいました。
今回カービングに挑戦するのは、自称"不器用"な編集部スタッフ。先生の作品を見たあとで、「・・・大丈夫かな?」と不安をこぼしていましたが、「初めての人でもちゃんと作れます!」という先生の言葉を信じて、ジャック・オ・ランタン作りに取りかかります!
使用するのは、カービング・ナイフとくり抜きスプーンです。カービング・ナイフは鉛筆を持つように使います。
1.底をカット
まず、刃を上下に動かしながら底をカットします。お料理で野菜を切るようなイメージです。今回は初心者でも扱いやすい、コリンキーという種類の適度な柔らかさのあるカボチャを使います!
2.中身をくり抜く
ナイフで丸く印を付けます。くり抜きスプーンを使って、底からコリンキーの中身をくり抜きます。中身を取り出す際に、量が多い場合は、中で身をぐちゃぐちゃにして一気に取り出すと効率良く進みます。部屋にコリンキーを削る音と、メロンのような香りが漂ってきました♪
3.皮を削ぐ
中身をくり抜いた後は、外側の皮を削ぎます。小指を添えて、ナイフばかり動かさないように意識します。
少しやりづらそうなスタッフに、「フルーツの向きを変えてやってみましょう!」と先生からアドバイス。普段フルーツをむく時は右から左へナイフを動かしますが、カービングの場合は左から右に動かします。向きを変えてカービング・ナイフを滑らすと、少しやりやすくなったようです。
いつもと反対の動きに戸惑い気味だった編集部スタッフでしたが、少しずつ少しずつ感覚を身につけます。徐々に言葉も少なくなり、いつの間にか集中モードへ。皮むきが難しい場合は、料理で使うピーラーを使用してもいいそうです。
4.帽子作り
オリジナル感を出すため、帽子を被ったデザインにすることに。書けなくなったボールペンや爪楊枝で、ナイフを入れる部分にラインを付けます。カービング・ナイフは固定して、コリンキーを動かすと余計な力が入らずスムーズに線を描けます。
ラインに沿ってカービング・ナイフで切り込みを入れ、そのラインと平行の場所へ斜めに切り込みを入れると、間に淵が出来てくり抜くことができます。
一周したら、顔になる部分と差がつくように、頭に向かって平らに削ります。
そして、もう一段切れ込みを入れます。
ここで編集部スタッフが「これは想像力が必要ですね!」と一言。完成図を頭で思い浮かべながら彫ることで、想像力も鍛えらると感じた模様です。そんな素敵な発見が出来たところで、ようやく形が見えてきました!
5.顔を作る
ジャック・オ・ランタンの全体が整ったら、最後に顔作りです!まずはどんな顔にするかを先生と相談。ボールペンでコリンキーに下書きをします。
片目を星にして、舌を出した顔に決定!ちょっとヤンチャな表情です。下書きが終わったら、一度カービング・ナイフで切り込みを入れて厚さを確認。ちょうど良い薄さまでさらに中身をくり抜いていきます。
中から見てみると現在の透け感が分かります。明かりを灯したときに綺麗に透けるように、ギリギリまでくり抜きます。智美先生にも手伝ってもらいながら作業を進めます。
くり抜きが終わったら、いよいよ顔作り。
口まで彫り進めた所で、「舌を出さない方が可愛いんじゃない?」という意見があり、最終的に舌の下書きを消して完成です!
ロウソクを灯してみると、ジャック・オ・ランタンは優しいオレンジの光を放ち、まるで本当に笑いかけてくれているような表情を見せてくれました♪
ハロウィンだけでなく、お誕生日や季節のイベント演出にも一役買ってくれるカービング。
手先の細かい作業が好きな方や、不器用だけど挑戦してみたい方、新しい趣味を身に付けたい方など...少しでも興味のある方は、是非一度体験してみてください!
※体験の内容は変更になる場合がございます。