池袋線「ひばりヶ丘駅」から徒歩3分、本日の目的地「森の彫金教室 goutte dor(グートドール)」へ到着です。
「goutte dor」はフランス語で「黄金の雫」という意味で、自分なりのライフスタイルに合わせたアクセサリーを作ることができるジュエリースクール。窓際にある本格的なコーヒーメーカーとレコードプレーヤーが目を引きます。
店内には金色に輝くジュエリーが手作りのショーケースに並び、その美しさに目を奪われます。
奥へ足を進めると、木を基調とした教室があり、所々に緑を感じさせる温かな空間が広がります。ここで一体、どんなペアリングが生まれるのでしょうか。
夫婦の日(22日)が結婚記念日の川本さんご夫妻は、二人の大切な記念日を刻んだシルバーリング作りに挑戦します!
それでは早速、体験スタート!
1.サイズをはかる
まず、指の間接で引っかかるくらいのサイズを選びます。
今回はお互いが相手のリングを作ることに。奥さまによると"とっても不器用"な旦那さん、責任重大です!
2.シルバーをカットする
サイズが分かったら、それに合わせた円周の長さでシルバーをカット。
糸のこぎりを真っ直ぐ垂直に動かすのがポイントだそうです!
3.指輪の形を作る
プライヤーという工具を使って、シルバーを少しずつ曲げていきます。
奥さまから「いびつじゃない?(笑)」と言われて焦っている旦那さん。小波津先生から「サイズが小さいほうが難しいんです」とさりげないフォローが入り、安心したご様子です(笑)。
4.バーナーで溶接
継ぎ目に酸化防止剤を塗ってから、シルバーを流し込んで隙間を埋めます。炎の先端が一番高い温度になるとのことで、細く長い火を作り、指輪の下側から温めていきます。
5.継ぎ目の跡をやすりで研ぐ
溶接した部分の表面と裏面を、丁寧にやすりで研いでいきます。やすりを短めに持つのがポイント!
丁寧にやすりで研いでいくと......「どこが継ぎ目か分からなくなっちゃった!」と嬉しそうに微笑む旦那さん。こんなふとした姿に、お二人の仲の良さがうかがえます。
6.形を丸く整える
メモリのついた芯に指輪を通し、プラスチックのハンマーで叩いて形を整えます。リングを指に入れてサイズの確認ができるので、ここでサイズ調整も可能とのこと。
7.仕上げ
リューターという機械を使って磨く作業へ。第一段階は砥石を使って裏面全体を、表面は丸みに合わせて削ります。
この時、リングを平らな場所に置いてみて、隙間ができる場合は歪みを整えます。
そしてこの辺りからお二人の会話は少なくなり、お互いの手元に集中した時間が始まりました。
第二段階は紙やすりを使って、角が立っている部分を削ります。平らなところに紙やすりを置いて、円を描くように指輪を動かすのがポイント。
形を整えたら、次は光沢を出す研磨作業です。リューターの先端をシリコンゴムに変えて、筋状の跡がなくなるまで研磨します。意識を集中しているお二人の指先からは、お互いを想い合っている様子が伝わってきて、見ているだけで幸せな気持ちになりました。
最後に布バフという柔らかい布に研磨剤を付けて磨きます。
できあがった指輪は超音波洗浄機で洗浄後、小波津先生に文字入れをしてもらい完成です。
棒状だった時には気付かなかったシルバー本来の輝きは、これからのお二人を象徴するように混じり気のない美しさ。時にはぶつかり合っても、それが互いを磨く試練なのであれば、その先に今よりも輝く未来が待っているかのようでした。
奥さま「難しすぎず、先生も丁寧にサポートしてくださったので楽しんで作ることができました!磨けば磨くほど綺麗になっていくのが、とっても気持ち良かったです。大事にします♪」
旦那さん「相手の指輪を作ることになって最初は本当に不安でした。自分、不器用なので(笑)。でも、こんなに素敵な指輪ができあがって本当に嬉しいです。一緒に作った思い出も共に大事にします!」
コーヒーの香ばしい匂いと、さりげないラジオの音は、大切な人との思い出を作るのにピッタリの空間。形と心に残るシルバーリング作りに興味がある方は、是非「goutte dor」の扉を開いてみてください♪
※体験の内容は変更になる場合がございます。