池袋線「中村橋駅」から徒歩3分、本日の目的地「Ciao*soap(チャオソープ)」に到着です。

soap_1.jpg教えてくださるのは、石鹸を心から愛するAmeo*(あめお)先生です。

soap_2.jpg今回は西武沿線にお住まいの佐藤さんが「コールドプロセス製法」という作り方で、カップケーキに見立てた手作り石鹸に挑戦します。

soap_3.jpg始めに、苛性ソーダの取り扱い注意事項と作り方の大まかな工程を説明。
今回挑戦するコールドプロセス製法は、ココナッツオイルやオリーブオイルなどの植物オイルと、苛性ソーダ(アルカリ)の化学反応熱で作る製法。人口的な熱を加えないので、植物オイルが本来持っている有効成分を、石鹸にしっかりと閉じ込めることができるそうです。
※苛性ソーダは劇薬指定物ですが、工業技術研究所の研究者や薬剤師の方にもお墨付きをいただいた、"家庭で安心安全に石鹸を作る"ためにおすすめのCiao*soap独自の扱い方もお伝えしております。

soap_4.jpg◆材料
・オリーブオイル
・パームオイル
・パーム核オイル
・精製水
・苛性ソーダ
・色付け用のリキッド
・香り付け用のフレグランスオイル

用意してくださった器具を見てみると、ボールやゴムベラ、泡立て器など、今にもお菓子作りが始められそうな雰囲気です♪

1.カラーとフレグランスを選ぶ

ケーキの生地となるクリーム部分の、色と香りを選びます。

soap_5.jpgピンクやオレンジ、グリーンやイエローなどいくつもある中から、佐藤さんが選んだのはレッドとオレンジ。この2つを足して、明るいピンク色を作り出します。

soap_6.jpg選んだ明るめの色に合わせて、香りはストロベリーとメルロー。ワインが好きという佐藤さんにぴったりの美味しそうなセレクトです♪

使用するのは、お肌に使用しても問題のないコスメティックグレードのフレグランスオイル。香りも楽しみながら肌を労わることができるのも魅力の一つです。

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2.材料を計量する

作業へ入る前に、エプロン、長めのゴム手袋、安全ゴーグルを装着。石鹸作りの正装に着替えたら、それぞれの材料を必要な分量だけ計量します。

soap_8.jpg固形の油脂(パームオイルとパーム核オイル)は透明になるまで湯煎します。

soap_9.jpgsoap_10.jpg苛性ソーダは、受け皿を使って慎重に扱います。

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3.苛性ソーダ水溶液を作る

苛性ソーダを精製水と合わせます。苛性ソーダは化学反応で発熱するので、冷やしながら何回かに分けて投入していきます。

soap_12.jpg覗き込むと水蒸気でむせてしまったり、万が一飛び跳ねた液でやけどをしたりする可能性があるので、肘を伸ばすような姿勢で混ぜていきます。

4.クリームを作る

湯せんしておいた固形の油脂がオリーブオイルと同じ透明度になったら、オリーブオイルと混ぜ合わせます。

soap_13.jpgそして、先ほど作った苛性ソーダ水溶液と植物オイルが同じ温度になったら、2つを混ぜ合わせます。

soap_14.jpgここへ最初に選んだリキッドとフレグランスオイルを投入。出来上がりは少し薄くなるそうなので、理想よりも濃いめに作るのがコツとのこと。自分好みの色と香りになるまで少しずつ調整し、ちょうど良い固さになるまでかき混ぜます。

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5.絞り袋へ入れる

生クリームでデコレーションするように、絞り袋に入れてクリームを絞り出します。口金を選び、クリームを絞り袋へ。

soap_16.jpgクリームがちょうど良い固さになるまで、飾りを作って待機することに。型抜きで薄く切った石鹸をくり抜きます。石鹸が無駄にならないように工夫してくり抜く様子は、まるでクッキー作りをしているようです。

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6.デコレーションする

クリームがちょうど良い固さになってきたところで、先生が事前に用意してくださった土台へデコレーションします。

soap_18.jpg練習の段階で、とっても美しい模様を作る佐藤さん。「よくお菓子を作られるんですか?」と聞いてみると、「実は、お菓子屋さんで働いていたことがあって......」という衝撃の事実が発覚!これまでの手際の良さに一同納得です。

soap_19.jpg次々とまっさらなケーキへカラフルな渦巻き模様が描かれていきます。「本当にお上手、お菓子職人みたいです!」とAmeo*先生も嬉しそうです。

soap_20.jpg絞りが出来上がったら、クリームに触らないように飾りをトッピングして、カップケーキソープの完成です!

完全に乾いていないカップケーキソープは、ツヤがあり出来立てのケーキそのもの。ほのかに香る甘い匂いが食欲を掻き立てます。間違って食べてしまいそうですが、これは正真正銘の石鹸。眺めているだけで幸せな気持ちになれますね。

soap_21.jpg体験終了後、佐藤さんに感想をお伺いしました。
「とっても楽しかったです。まだ子どもが小さいので、一人で集中する時間は良い気分転換にもなりました!本当にお菓子作りをしているような気分で、先生も優しく教えてくださったので、安心して体験できました。こんなにかわいい石鹸が出来て嬉しいです!」

soap_22.jpg今回体験したコールドプロセス製法では、健康的で優しい石鹸が出来上がります。石鹸を使えるようになるまでには、最低でも1ヶ月間の熟成が必要。手間と時間を惜しまず大切に育てた石鹸は、想像以上にマイルドな使い心地なのだとか。

soap_23.jpgAmeo*先生が掲げるのは「石鹸は食と同じなり!」という考え方。毎日使うものだから、自分に合ったレシピを考えて作り出す、料理を作る感覚と同じなのだとか。
そんなCiao*soapには、小さなお子さんを持つお母さん、敏感肌やアトピーなどでお悩みの方など、自分や家族の肌に合う石鹸を求めて遠方からもお客さんが来られるそうです。

soap_24.jpg特別なこだわりで毎日の生活に潤いを。お肌にも地球にも優しい"手作り石鹸"を作ってみたい方は、是非一度、Ciao*soapへ足を運んでみてください♪

※体験の内容は変更になる場合がございます。