八百屋の奥にある隠れ家のような食事処
川越新富町郵便局のほど近くに店を構える八百屋「ヒロマルシェ」。店先には深谷市場や地域の農家などから仕入れる野菜や果物が所狭しと並びます。「ヒロマルシェキッチン」はこの八百屋に併設された食事処で、野菜や果物をふんだんに使った健康的な食事やスイーツを提供しています。
八百屋を抜け奥にある扉が「ヒロマルシェキッチン」の入口。かつては氷店だったという建物の巨大な冷蔵庫を利用した、ユニークな空間で食事を楽しめます。
店内は天井が高くゆったり落ち着ける雰囲気です。壁には川越出身の絵師・杉田大河さんが描いた鮮やかな野菜の絵が展示されています。
お話を伺ったのは、吉田さん(左)と笹川さん(右)。東京の青果店で働いていたという川越出身の吉田さんと、お店の常連で料理人の笹川さんは、意気投合し八百屋と食堂を開きました。
「おいしいものをたくさん食べてほしいから、これからも私と吉田は頑張らなきゃね」と笑う笹川さん。2022年のオープンから、おいしい野菜や果物をたっぷり食べられるとあって、働き盛りの方から年配の方、お子さま連れのご家族など、地域の人々に親しまれています。
新鮮な野菜の定食と果物たっぷりのパフェ
ランチ定食は、鳥から揚げ、ハンバーグ、豚しょうが焼き、さば塩焼きのレギュラーメニュー4種と、肉または魚の日替わりの主菜がラインナップ。ご飯とみそ汁、小鉢4つとフルーツが加わった、彩りが美しい多品目の定食です。ご飯は+30円で雑穀米に変更することもできます。
取材日の小鉢は左から、もやしとパプリカとニラのナムル、白菜のサラダ、切り干し大根、里芋の煮物。フルーツはイチゴとリンゴ、オレンジの3種盛りでした。
お店の一番人気は、「鳥から揚げ定食」(写真は5個1,200円)です。大ぶりのから揚げはサクッとした衣の歯ごたえとジュワッと溢れる肉の旨味で、後を引くおいしさ。飽きのこないやさしい味付けでありながら、ご飯がすすみます。から揚げは3~5個と選べて、残ったら持ち帰りもできます。
青果店ならではの旬のフルーツを使ったスイーツメニューも見逃せません。今回は「やよいひめ」という品種のいちごをたっぷり半パック使った、「いちごのパフェ」(1,430円)をいただきました。甘酸っぱいいちごにバニラアイスの甘みが風味を引き立てます。
その時期におすすめの品種を盛り合わせてくれる「おまかせパフェ」(1,430円)では、食べたい果物があれば中身を相談することもできるそう。他にも季節のタルトなど、青果が主役のさまざまなスイーツを楽しめます。
自宅でも楽しめるお弁当やお惣菜も充実
「自宅で食べたい人のために、お弁当やお惣菜にも力を入れています」と笹川さん。定食で提供される主菜や副菜はテイクアウトすることもできます。
定食と同じく主菜と4つの副菜が入ったお弁当(648円)は、食堂で提供される定食とは別のメニューもあるそう。川越の米農家から直接仕入れるご飯は粒立ちがよく、時間が経ってもしっとりしているのが特徴です。食堂と同じく、ご飯は白米・雑穀米から選べます。
取材日の日替わり定食のメインである「赤魚のレモンバターソテー」もお惣菜として販売されていました。魚好きな笹川さんご自身が川越市場で仕入れる魚とあわせて、「ヒロマルシェ」の野菜も使われています。
「八百屋に並ぶめずらしい野菜の味や食べ方をご紹介できるのも、キッチンがあるからこそ。食堂で味わった野菜を、八百屋で帰りに買っていく方もいらっしゃいますよ」と吉田さん。笹川さんは、「お客さまに野菜の料理方法やレシピを尋ねられることもあります。健康で元気に生活するために、新鮮な野菜や果物をたくさん食べほしいですね」と話します。
食べることの大切さと魅力を知るお二人はとても元気。これからも「八百屋」と「料理人」がタッグを組んで、川越の活気を「食」でおいしく支えてくれそうです。
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