豊かな食と健康に出会う豚のテーマパーク
1946年に創業した「サイボク」。戦後日本中が食糧難の時代に「食」で人々の幸せに貢献したいという想いからこの場所に牧場を立ち上げました。おいしさと安全にこだわり、豚の品種改良、飼育から食肉への加工、販売まで一貫して行っています。近年は豚肉の栄養価やおいしさに注目が集まっていますが、「サイボク」はその魅力を追求し、広く認知させた立役者的存在なのです。
小さな牧場からスタートしたサイボクはミートショップや自社工場を構え、牧場から出る堆肥を地元農家に提供。堆肥を使って採れた野菜を販売する直売所もはじめます。さらに緑豊かな自然を生かした庭園やアスレチックで心安らぐ空間を作り、心身ともに癒される場所へと進化していきます。地域に根ざし、人々の食と健康を支える農業のテーマパークとなりました。
案内をしてくれたのは企画・広報課の沼崎さん。今回は親子で訪れるお客さまにおすすめのルートをご紹介いただきました。
サイボクのお肉を堪能できる豊富な食事スポット
午前中に訪れたらまずは人気の「レストランサイボク」をめざします。混雑する土日はここで最初に整理券をもらっておくのがおすすめとのこと。
ドイツの古城をイメージしたというとんがり屋根が素敵なレストラン。席にはそれぞれ鉄板が付いていて、新鮮なお肉や野菜を使ったバーベキューが気軽に楽しめます。合計300席のゆったりとした作りなので、並んでいるように見えてもスムーズに入れることが多いそう。
「GP(ゴールデンポーク) ロースセット」(1人前1,980円)や「焼きそばセット」(1皿2人前相当850円)などのバーベキュープレートを頼んでシェアすれば、お腹いっぱい楽しめます。
外での食事を楽しみたい方には「サイボクカフェ」や「サイボクキッチン」の利用がおすすめです。カフェではソフトクリーム(300円)やホットドック(450円)などの軽食が販売されています。
キッチンで目を引くのは、豪快に網焼きするスペアリブ(500円)! 焼き立てを食べられるのも魅力的です。
自然と自由時間を満喫できる「サイボクの森」
レストランの整理券をゲットしたら、園内の南側にある「サイボクの森」に向かいます。こちらは天然芝が広がるアスレチックエリア。入場には有料チケットが必要ですが、購入当日は自由に出入りすることができます。キッチンサイボクやカフェテリアなどで購入した食べ物の持ち込みもできるので、晴れた日はピクニックもおすすめです。
10種類のアスレチック遊具は全て木製。ボルダリングやサスケジャンプなど、どの遊具も大人気です。サイボクの森を囲うように一周できる遊歩道があり、お散歩するだけでも気持ちよさそう!
「奥のリラックスエリアはパラソルとベンチでゆったりとできる空間で、春には桜を眺めることもできるんですよ」と沼崎さん。Wi-Fiも使えてゆったりとくつろげるスペースになっており、おとなものんびりと楽しめます。
ミートショップや楽農ひろばで新鮮食材をショッピング
サイボクの森でたくさん遊んだらレストランでお腹を満たし、お隣の「ミートショップ」でお買い物! 牧場産直の新鮮なお肉が購入できるのもサイボクならでは。広い店内にはさまざまなお肉や加工食品が並びます。
サイボクのブランド豚「ゴールデンポーク」や「スーパーゴールデンポーク」はきめ細かく、甘みをしっかりと感じられるのが特徴。ハムやソーセージなどの加工食品も自社で丁寧に作られており、欧州の国際食品品質コンテストで金メダルを総計1,045個獲得するなど、本場のプロにも認められています。
続いて向かうのは、地元の農家さんを中心に約40軒が提携して新鮮な旬野菜を直売している「楽農ひろば」。
「朝採れ野菜、とはよく言いますが、こちらは本当に"今朝採れ"の野菜をたっぷりご用意しています。商品が少なくなってきたら農家さんと連携をとって補充していただくので、午後でも品揃えが豊富ですよ」と沼崎さん。
カップにぎっしり入ったフルーツをその場でジュースにしてくれるジュースバーも併設されています。園内にはベンチがたくさんあるので、ひと休みしたい時にもぴったり。
川越名物「COEDOビール」とサイボクのコラボビールも販売中。サイボクのウインナーとの相性にこだわって開発された一品です。
知る人ぞ知る癒しスポット「天然温泉 花鳥風月」
たっぷり食べて遊んで楽しめるサイボクですが、実はまだまだ隠れたスポットがあるんです。
それがこちらの「天然温泉 花鳥風月」。牧場の跡地から天然温泉が湧き出すという驚きの展開で、パーク内に温泉施設が誕生しました。
「冷房で冷える夏こそ温泉がおすすめです。お座敷もチェアもたくさんご用意しているので、平日は特にゆったりくつろげると思います」と、沼崎さんが教えてくれました。広々とした露天風呂やサウナも備えた充実の空間に、ぜひ立ち寄ってみてください。
食に自然、温泉まで揃ったテーマパーク「サイボク」。ファミリーはもちろん、おとなだけでも楽しめる魅力的なスポットが満載です。狭山市は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物・源義高の終焉の地とされている注目のエリアなので、散策がてら狭山市駅から1時間ほど歩いて来られる方もいらっしゃるそう。お好きなプランでサイボクを満喫してみてくださいね。
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