モチモチ感がクセになる。粉にこだわる手打ちうどん屋「しょうへいうどん」

高麗駅が最寄の巾着田では、毎年「曼殊沙華祭り」が開催されている。真っ赤な曼殊沙華があたり一面に咲く光景は見事。この花を見に多くの人が訪れており、観光客らは帰りに「しょうへいうどん」に立ち寄っておいしい手打ちうどんを食べることが定番だ。ゆったりとした時間のなかで食べる手打ちうどんは格別。

高麗駅付近には複数の飲食店があるが、手打ちうどんのお店はこの「しょうへいうどん」だけ。元々この地域では昔から行事の際に家庭でうどんを打って振る舞う習慣があった。現オーナーの父親はそんな家庭的なうどんの味を伝えていきたいと思い、定年退職後に住まいを改装してうどん屋を始めた。広い空間と昔ながらの日本の家を連想させる店内はノスタルジックな雰囲気が漂う。

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ボリュームのあるお肉とシャキシャキとしたネギが食欲をそそる「肉汁うどん」

埼玉県の地域で食べるうどんは、「武蔵野うどん」と呼ばれることが多い。元々小麦の生産が盛んな地域ということもあり、日常生活でうどんは身近な存在だった。「しょうへいうどん」で出される手打ちうどんも武蔵野うどんを引き継いでいる。通常のうどんの麺よりも少し茶色で太さがふぞろいだ。強い弾力とコシがあり、その食感とのど越しのバランスは長年の経験が成せる技。 歯ごたえの良いうどんの秘訣は、数種類の国産品を独自にブレンドした小麦粉にある。粉のブランドや配合比率は企業秘密とのことだが、オープン当初のブレンドからさらに改良を重ね、歯ごたえやのど越し、色ツヤを加えている。

暑い夏には冷やしうどんや冷やしきつねうどん、冬は焼鍋うどんやカレー南蛮うどんなど、季節のメニューも豊富にそろう。今回選んだのは、お店の中でも人気が高い「肉汁うどん」(900円)だ。うどんに添えられた柚子の香りが食欲をそそる。麺は太くてかなりボリュームがあるが、のど越しが良く、食べ始めると箸が止まらない。つゆはあっさりとした上品な味わいだ。肉やネギなど具材も多く、食べ応えがある。豊富なメニューに迷う人にはまず「肉汁うどん」をおすすめしたい。

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受け継いだ味を守って今後もうどんを作り続ける

オーナーは毎朝早くからうどんを打つ。機械打ちに比べて手間のかかる手打ちうどんを作り続ける毎日はかなりの重労働だが、「おいしい」と食べてくれる人がいる限り手打ちうどんを作り続けていきたいという。伝統の武蔵野うどんを堪能したい方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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