hansui_1.jpg「せいたろう」は、池袋線「飯能」駅から徒歩7分の場所にあります。どこかホッとする店内の雰囲気には、実家へ帰ったような温かさを感じました。

hansui_2.jpghansui_3.jpg飯能では昔から、地場の小麦粉や米粉を使った料理が家庭でよく食べられていました。その昔ながらの味を、現代に合わせて進化させたのが「飯能すいーとん」です。

hansui_4.jpg普段「せいたろう」で提供されている「飯能すいーとん」は、和風だしに浮かぶ丸いドーム型のすいーとん。中身は食べてからのお楽しみとのこと......。味を確かめたい気持ちをグッとこらえて、早速「飯能すいーとん」作りに挑戦です!今回は特別に、カレー味の「飯能すいーとん」作りを体験させていただきます。

本日用意していただいた材料はこちら。

【衣】
/米粉、右/小麦粉

hansui_5.jpg【具】
鶏肉、牛肉、豚肉、えび、じゃがいも、うずらの卵、餅、チーズ、福神漬け

hansui_6.jpgこの他に今回はカレー風味のスープとするため、カレーと牛乳も用意し、オリジナル「飯能すいーとん」作りをスタートします!

hansui_7.jpg1.湯のみにラップをはる
まず、器となる湯のみより一回り小さい湯のみを使って、中までしっかり広がるようにラップをはります。

hansui_8.jpghansui_9.jpg2.具を入れる
ひっくり返したとき一番上が福神漬けになるように、福神漬けから入れていきます。他の材料は順不同です。

hansui_10.jpghansui_11.jpg3.衣を作る
米粉と小麦粉を水で溶かし、衣を作ります。天ぷらの衣よりも少しゆるいくらいにすると、火を入れた時にちょうど良い固さになるそうです。少々ダマになってもOK!

hansui_12.jpghansui_13.jpg4.湯のみに衣を入れる
具を入れた湯のみに衣を流し込みます。具が盛り上がっていると衣が入りづらいので、衣が沈むのを待って入れます。

hansui_14.jpg5.ラップでくるむ
回りのラップをはがして綺麗に伸ばし、2つに折って、端を重ねて軽くねじります。

hansui_15.jpg6.鍋で30分間蒸す
沸騰したお鍋に蒸し目皿やケーキクーラーなどのプレートを入れ、湯のみごと投入。蒸気が上がる程度(弱火~中火)で蒸します。

hansui_16.jpg7.カレースープを作る
すいーとんを蒸している間にスープ作りです。お店でも出している牛すじのカレーを牛乳でのばします。家庭で再現する際は、余ったカレーやレトルトカレーでもOK!カレーの味が強いときは、牛乳やめんつゆなどでのばしましょう。

hansui_17.jpghansui_18.jpg店内に食欲をそそるカレーの香りが漂います。編集部スタッフが味見をさせていただくと、「これだけでご飯2杯はいけます!」と大絶賛!スパイスの香りと牛乳のまろやかさが口に広がり、すいーとんと合わせた時、どんな味になるか楽しみです!

8.
スープの中にすいーとんを入れる
そして30分後、待望のすいーとんが完成!蒸気をぬいて湯のみを取り出し、出来上がりを確認すると......。

hansui_19.jpghansui_20.jpgまるで金魚が泳いでいるように、鮮やかなすいーとんが顔を出しました!鮮やかな福神漬けが見えるようにカレースープを先に器に入れてからすいーとんを投入します。

hansui_21.jpg食べきれない場合は冷蔵庫で4~5日持つそうなので、お茶漬けやお味噌汁に入れても◎。お家で再現する際は、スープをアレンジして自分なりのすいーとんを作ってみてもいいですね!できたては熱いので、少し冷ましてから食べるとちょうど良いそうですよ

それではさっそく、オリジナルのカレー味「飯能すいーとん」をいただきましょう!

hansui_22.jpghansui_23.jpg熱々の「飯能すいーとん」をハフハフしながら食べるスタッフ、「とってもおいしいです!具だくさんで、カレースープにぴったり。一口ずつ色々な味が楽しめるので、パーティーの一品に出してもいいと思います♪」と、ご満悦。

続いては普段お店で出されている、和風スープの「飯能すいーとん」もいただきました。野菜たっぷりの和風スープは、食べるとホッとするお味。銀杏や栗などの季節野菜が入った贅沢な一品です。

hansui_24.jpg体がポカポカに温まったところで、今回の体験は終了です。

ひとつ食べれば満腹感を得られる飯能すいーとん。その誕生秘話を、間川さんに伺いました。

hansui_25.jpg「飯能すいーとん」は、「飯能で名物を作ろう!」という地元の人々の想いからできあがった創作料理。元々すいとんが身近な存在だったため、形や味、地産地消の想いも込めて現代風にアレンジしたそうです。

2014
年に埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝したことがきっかけで、県内外の多くの人に知られることになりました。また、「せいたろう」以外にも「飯能すいーとん」を提供しているお店が飯能市内にはあり、「ドーム型であること・米粉と小麦粉を使用すること・スープやソースに入れること」を約束事とし、各お店のカラーで飯能グルメを進化させています。

hansui_26.jpg食べるまで中身が分からない楽しみと、一口ずつ異なる素材を楽しめる「飯能すいーとん」。このワクワク感、一度味わったら、きっとまた訪れたくなるはずです。少し羽を伸ばしたい時、都会の喧騒から離れて、温かな「飯能すいーとん」に癒されてみてはいかがでしょうか?

※体験の内容は変更になる場合がございます。