「作りたて、焼きたて、揚げたて」にこだわって

恋ヶ窪駅の改札を出て、左手の市役所通りを市役所方面に歩くと、爽やかなグリーンターコイズの壁が印象的な「恋ヶ窪のコッペ屋さんクラウン」がありました。看板や外壁に描かれるマスコットキャラクターのコッペルくんが出迎えてくれます。

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1931年創業のクラウンベーカリーは、パン・洋菓子の卸しからスタートし、現在は武蔵野市や立川市などに店舗を構える街のパン屋さん。7店舗目として2018年にオープンした「恋ヶ窪のコッペ屋さんクラウン」は、コッペパンをメインにしたテイクアウト専門店です。

「恋ヶ窪は都心と比べてゆったりして落ち着いた雰囲気の街。この街で暮らすお客さまを笑顔にするために、懐かしさもあるコッペパンを提供しています」と、今回お話を伺った店長の池田さんは話します。

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市役所通りに面する店舗には、お客さまが入れ替わり立ち代わりパンを求めにやってきます。お昼すぎ、お客さまの波が落ち着いたところを見計らって入店。店内はカウンターや棚にさまざまなコッペパンがずらりと並びます。中には売り切れの棚もありますがご安心を! カウンターの奥にはキッチンがあり、常にコッペパンを製造しています。
「お店のモットーは、"作りたて、焼きたて、揚げたて"です。店頭にない商品は、注文後すぐに調理して提供しています。揚げたてが希望でしたらスタッフまでお声がけください」とのこと。

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こだわりは自家製であること。チキン南蛮やタルタルソースなど、パンにはさむ具材はお店で手づくりしています。パンはしっとりとして歯切れよく、甘みがあってお惣菜にもスイーツにも合うように設計されているそうです。

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「小さいお店なのでお客さまとの距離が近く、自分が作った商品が目の前でお客さまに選ばれていくのが楽しいですね。お客さまにお店を楽しんでもらうのはもちろんですが、スタッフが働いていて楽しい、そんなお店をめざしています」。話す言葉からパンづくりへの愛が垣間見える池田さんと、明るくテキパキ働いているスタッフのみなさんの姿が印象的でした。

パンと具材は相性抜群!人気の定番コッペパン

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「恋ヶ窪のコッペ屋さんクラウン」で提供されるコッペパンは、限定商品を含めると25種類以上もあるそうです。
一番人気の「自家製タルタルのフィッシュフライ」(400円)は、サクッと揚がったタラにほどよい酸味のタルタルソースが相性バッチリ。噛むたびにパンの柔らかさとサクサクのフライ、野菜のシャキシャキ感が心地よく、ボリュームもたっぷりです。

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軽めに食べたい気分の方には、「コンビーフポテト」(380円)がおすすめです。油っぽさを抑えながらもコクのあるコンビーフは、じゃがいもの食感を生かしたポテトサラダと相性抜群。おかずコッペの王道にして食べごたえ十分です。

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スイーツ系コッペの中でも人気があるのは、見た目もかわいい「カスタードホイップ」(360円)。濃厚でなめらかな自家製カスタードと、ホワイトチョコが入ったしっかりした甘さのホイップクリーム、2つの甘さが楽しめます。

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また、コッペパン以外にもうひとつ看板商品も。名物の「カレーパン」(259円)は、2022年にカレーパングランプリ東日本揚げカレーパン部門で最高金賞を受賞。カリッと揚がったパンの中には、野菜をたっぷり使った甘めのカレーが入っています。

新メニューも続々。進化を続けるコッペパン専門店

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月に3種類は新商品を作っているという池田さん。「新商品を考えるのは楽しいですね。イチゴやシャインマスカットなど季節のフルーツを使ったフルーツ系コッペ(時価)は女性に人気がありますよ。毎月29日の『肉の日』などイベントデーには限定メニューを提供しています。これからもいろいろなコッペパンでお客さまを楽しませていきたいです」と話します。

学生や近所の方で賑わう市役所通りの「恋ヶ窪のコッペ屋さんクラウン」には、今日も幅広い世代のお客さまが訪れます。ゆったりした恋ヶ窪駅前の雰囲気を感じながら、ここで"推しパン"を探してみませんか。

※価格はすべて税込
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