醸造所で生み出される、"濁った"クラフトビール

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新狭山駅の北口から徒歩1分とアクセスの良い場所にある「HAZY LABO」。こちらのオーナーは、創業前はCMTV番組などの音声編集を行う技術者だったという、東里(あいざと)聡さん。定年を迎えたことを機に、セカンドキャリアとして、自分が好きなクラフトビール作りに専念できる醸造所を立ち上げました。

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モダンでスタイリッシュな店内では、ガラス越しに醸造所を眺めながらクラフトビールを飲むことができます。こちらでいただけるクラフトビールは、HAZY IPA」のみ。

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HAZY IPA」とは、ホップを大量に使う「濁った(=Hazy)」ビールのこと。誕生からの歴史が浅いため、研究されながら徐々に世界中で飲まれるようになっているのだそう。濁った見た目とフルーティーな味わいが最大の特徴で、華やかな香りには驚く人が多いはず。ホップの種類や作り方でアロマや味わいががらりと変わるため、そのおいしさと奥深さにハマる人が多く、「HAZY LABO」にも全国から"HAZY"ファンが訪れています。東里さん自身も、ビアバーで衝撃的なHAZY IPAと出合ったことがきっかけで、虜になったのだとか。

HAZY LABO」で用意されているHAZY IPA14種類。HAZY IPAだけに特化したクラフトビールのブルワリーは、国内ではここだけです。

ビールの概念を覆した常温熟成の技術

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東里さんは海外の醸造家たちの掲示板やビールメーカーの研究所が公開している文書を読んで知識を増やしつつ、醸造所であるラボ(研究所)で飽くなき実験を重ねているそう。

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「HAZY IPAは、まだビールのなかでもわからないことが多いと言われている未開拓のカテゴリーだからこそ、自由に工夫ができておもしろいんです」と、東里さんは語ります。
たとえば、一般的なビールは約1か月間ほどでつくられますが、「HAZY LABO」ではHAZY IPAを常温で4か月間寝かせて熟成させるという方法を採用しています。

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「一般的なビールは時間の経過とともに風味が落ちるため、新鮮なほどにおいしいと言われてきましたが、常温熟成ビールはその概念を変えた、とても珍しいビールなんです。かつては長持ちするビールをつくることは不可能だと思われていたのですが、大手メーカーの研究所が発表していた研究結果を自分なりに解釈して、試行錯誤しながらつくり出しました。常温熟成させることで、味や風味ががらりと変わるのがおもしろい。独特のうま味やアロマをぜひ体験してみてください」と東里さん。

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「新たな味を自分でつくり出す楽しみを見出してほしい」という想いで提供しているのが、「Blend Hazy×3」。メニューからセレクトしたお好きなビール3種がビーカーで提供され、スモールサイズのグラスに自分で注ぎながらいただくスタイルです。そのまま飲んでも、混ぜながら飲んでもOK。「HAZY IPA」の多彩な味わいを五感で感じながら、特別なひとときを味わえます。

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ブレンドや飲み比べに使用するビーカー(写真左端)を含めて、グラスは全4種。写真右端のレギュラーサイズ(310ml)が基本で、450mlのラージサイズ(写真左から2番目)もあります。

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フードメニューで人気なのは、吉祥寺のメキシカンカフェ「with PADDY kichijoji」の「チキンブリトー(ピクルス添え)」。中のチーズがとろける熱々のブリトーでビールが進みます。その他、隣の焼き鳥店「うるしや」の焼き鳥が持ち込み可能です。ドリンクはビールのみのため、お子さま連れでもHAZY IPAを楽しめるように、お子さまのお菓子類、ソフトドリンクも持ち込みOKとなっています。

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「HAZY LABO」のために作られた焼き菓子は、菓子工房を営む東里さんの奥さまがつくっているもの。「自家製クラッカー(チーズ&バジル)」は塩加減が絶妙で、ビールのお供にぴったりです。

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店内ではHAZY IPAの缶ビールも販売しているので、自宅用やお土産におすすめです。狭山市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。
写真右端の「新狭山CROSS ROAD」は、「街の特産品となるビールを開発したい」という想いから誕生。狭山市でホップの苗を栽培することからスタートし、狭山市民とともにつくるビールが完成しました。このビールの開発を機に、地域の方々とのつながりがより深まったそう。現在は完売していますが、再販の計画が進んでいるそうです。

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「HAZY IPAは新しいカテゴリーのビールなので、まだ知られていないことが多い世界です。それらをひとつひとつ解き明かしながら、どうすればいい香りをもっと引き出せるか、どうすればよりおいしくなるかなどを知っていく過程が楽しいですね。そのなかで、僕が得た知識をおいしいビールという形でみなさまに還元していけたら嬉しいです」と東里さん。
「HAZY LABO」は、とても奥深いビールづくりの世界を除き見ることのできる場所でした。クラフトビール好きの方はぜひ、新狭山へと足を運んでみてはいかがでしょう。


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