人と人とのつながりを生むバリアフリーカフェ

国分寺駅南口を出て緑豊かな殿ケ谷戸庭園沿いを歩き、国分寺街道と交差したところの信号を渡ると「エコマーケット カフェスロー」のエリアにたどり着きます。

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「エコマーケット カフェスロー」には、"暮らしを耕す"をテーマにした雑貨店や、国産小麦を使ったパン屋、ごみを出さない「ゼロ・ウェイスト」な暮らしを実現できるオーガニック食材の量り売り専門店などが軒を連ねます。
なかでもメインとなるのが、今回訪れた「カフェスロー」です。

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2022年で20周年を迎える「カフェスロー」のオーナーは、30年間にわたってユネスコ運動に携わり、日本だけでなく世界中も飛び回っていたという吉岡淳さんです。一見カフェ経営とは無縁に思えますが、「人とつながりを持てる場所を作りたい」と、出身地である府中でカフェをオープン。その後ご縁があって国分寺へと拠点を移しました。

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店名の「スロー(slow)」には、"ゆっくり"のほかに"つながり"という意味もあります。「カフェスロー」が大切にしているのは、そんなつながりを大事にすることで生まれる心地よい暮らし。

「赤ちゃんから高齢の方まで居合わせられる場所ってなかなかないじゃないですか。カフェスローがそうした場所になれたらいいなという思いがあります」。店内は車いすやベビーカーを利用される方も安心して過ごせるバリアフリー設計になっています。"つながり"を大切にする吉岡さんの思いは、こうした空間造りにも生かされているのです。

生産者の思いがこめられた食材をおいしくいただく

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料理やデザートからも"つながり"を感じることができます。「季節のヴィーガンスロープレート」(1,780円)は、まさに"つながり"の集大成ともいえるメニュー。

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お米は山形県独自の在来種「さわのはな」。山形県新庄で米作りをしている高橋さんの「種を守り、日本の風土の豊かさや情景を守りたい」という思いに心打たれて、オープン当初から使用しています。

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主菜や副菜は、おおよそ月替わり。取材に訪れた1月は、車麩カツとごぼうの竜田揚げが主菜で、副菜は国分寺ほんだ自然農園のセレベスと叩き長芋の秘伝豆和え、キャベツと赤カブの浅漬けとボリュームたっぷり。地元農園で育てられた食材が多く使われており、季節の恵みと素材本来の味わいが楽しめます。

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「エコマーケット カフェスロー」の敷地内にあるパン屋「リンカラン」のパンを使った「リンカランの天然酵母グラハムパンさばcavaサンド~森のドリンク付き」(1,480円)も人気。豊かな自然を未来に残すために持続可能な漁業に取り組んでいるというノルウェー産のさばをグリルして挟んでおり、さばとパンの香ばしさが楽しめます。

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デザートの「豊島屋とうふ店のお豆腐アイス」(シングル440円、ダブル690円)は、小平で50年以上続く豆腐屋さんの絹豆腐がベース。口に入れた瞬間に大豆の旨みが広がります。

※デザート類は食事やドリンクとのセットで100円引きになります。

メニューに使用している食材や調味料も販売

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「カフェスロー」には食材を販売しているコーナーもあります。メニューでも使用されている商品が多く、おいしかった料理を自宅で再現することもできます。

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「カフェスロー」のコーヒーには、南米の国々から取り寄せたコーヒー豆を使用しています。販売コーナーでは希少な生豆が手に入ることも。「季節のヴィーガンスロープレート」で紹介したお米や野菜なども一部購入することができます。

「カフェスロー」は日本の豊かな風土の中で育てられる食材を「こうするとさらにおいしく味わえますよ」と私たちに教えてくれます。

カフェを通じて食への興味が増して、自宅で作る楽しみが生まれることで、暮らしがさらに豊かになる。そうした"つながり"のお手伝いをしてくれるお店なのです。

※価格はすべて税込
※営業時間、販売商品、価格等が変更になる場合がございます。