国内最大級の鉄道模型専門店
「ホビーセンターカトー東京」は、約1,450平方メートルの床面積を誇る国内最大級の鉄道模型専門店です。自社製品をはじめとする鉄道模型のショールームでは、"生きた"展示をモットーに数多くの商品が展示・販売されています。入場無料なのでどなたでも見学が可能。気軽に鉄道模型の楽しさを体感できる施設となっています。
「建物の目の前に設置されている列車は、オススメの展示物のひとつです」と教えてくれたのは店長の長谷川さんです。1978年まで実際に使用されていた京浜急行電鉄『デハ268』の車両がお客さまをお出迎え。イベント開催時に車内を開放することもあるそうで、運が良ければ歴史を感じられる内装を間近で見学できるでしょう。
建物に入るとまず目に飛び込んでくるのは、鉄道ジオラマの展示エリア。施設内でも大きな見どころのひとつだそうで、「誰が見ても"見たことがある"や"懐かしい"と感じる鉄道ジオラマをコンセプトに制作をしています」とお話しくださいました。
展示されているジオラマ内には西武鉄道の模型も。実際に走行している様子を見ることができるため、迫力たっぷりです。自分のお気に入りや懐かしの鉄道を探してみるのも楽しみ方のひとつです(走行車両は時期により変わります)。
ジオラマで再現されている鉄道模型と街並みの表現の工夫は細部にわたっています。特定の地域を再現するのではなく、都心や郊外の風景をイメージして、さまざまな時代や季節を表現しているのだそうです。
日本全国を走行する鉄道を網羅したショーケース
販売・展示されている鉄道模型は多岐にわたり、新幹線、JR、私鉄など、全国のエリアごとにショーケースへおさめられています。なかには、アメリカやヨーロッパを走行する鉄道の展示も。取り扱われている商品は約3,000種類(内、KATO製品は約2,000種類)にのぼります。豊富な品揃えの商品を実際に見て買える 「ホビーセンターカトー東京」を目当てに、全国各地から足を運ぶ方も少なくありません。
人気の商品は、西武鉄道や山手線などの「通勤電車」や新幹線。特に新幹線は外国人観光客にも人気なようで、日本ならではのお土産として購入する方も多いのだとか。
「KATO」が制作する鉄道模型の最大の特徴は"精密さ"にあると話す長谷川さん。
「製品の一部には『振子機構』が搭載されています。本物の車両では、曲線を曲がるときに車体が内側に傾くように作られた電車があり、車体を内側に傾けることで遠心力の影響を軽減し、スピードを落とさずに曲がれる工夫がされています。この振子機構を模型にも落とし込み、走行時の車体の動きをよりリアルに再現している製品もあるのです」
店内では「ホビーセンターカトー東京」のリニューアルオープン10周年を記念して発売された「チビロコセット」も販売中。東京店・京都駅店・公式オンラインショップでしか手に入らない限定品を楽しむこともできます。小さなフォムルのチビロコ(機関車)はかっこよさと可愛らしさを兼ね備えた商品です。
模型で使用される細かなパーツの販売も行っています。施設2階には修理相談カウンターも設置されているため、カスタマイズや修理を目的とする方も安心して店舗へ足を運ぶことができるでしょう。専門知識をもつスタッフと直接コミュニケーションが取れることは、直営店ならではの強みともいえます。
ジオラマでの運転体験でさらに鉄道模型を楽しむ
施設の2階には、鉄道模型の専門知識をもったスタッフが常駐する修理相談カウンターや、実際に模型を走らせることのできる運転体験コーナーが設置されています。
休日には2時間待ちになることもあるという運転体験コーナーは、大人気のアクティビティ。店内商品を500円以上購入すると25分間の運転券を獲得できます。現地で購入した商品をその場で走行させるのもよし、自宅でコレクションしているお気に入りの電車を買い物ついでに走行させるのもよし。それぞれの楽しみ方ができるエリアです。
フロア左手には工作コーナーも。購入した商品の組み立てや簡単なカスタマイズをその場で行うことができます。完成した模型を運転体験コーナーですぐに使用するのも良いですね。
「商品の購入だけでなく、ジオラマなどの展示物から"見る"鉄道模型も楽しんでください。今後は鉄道模型が完成するまでの工場での過程も紹介できる施設作りを目指していきたいです」と話す長谷川さん。
「ホビーセンターカトー東京」はリアルに再現されたジオラマや商品で、初心者さんもコアユーザーの方も、たくさんの楽しさを体感できる場所です。お一人でもご家族でもお友達とでも、ぜひ訪れてみてください。
※営業時間、体験内容等が変更になる場合がございます。