池袋線池袋駅から歩いて約15分、目的地の『SAMPLE FAN FUN FAN(大和サンプル製作所)』に到着です。お店のショーケースには、飲食店でお馴染みの食品サンプルがズラリと並んでいます。

shokuhinsample_1.jpg期待を胸に店内へ入ると、本日の講師、伊藤さんが笑顔で出迎えてくださいました。店内に並ぶラーメンやカレーに釘付けのまなはちゃん(娘さん)。「早く作りたい!」と興味津々です♪

今回体験するのは、大和サンプル製作所で一番人気のパフェ。本物のガラス容器を使用した本格的なコース(※現在はガラスではなくプラスチックとなります)とのことで、一体どんな食品サンプルが出来上がるのか楽しみです♪それでは早速、体験スタート!

1.ソース選び

まず、パフェのソースを「イチゴ、マンゴー、メロン、ブルーハワイ、チョコレート」の5種類から選びます。まなはちゃんは大好きなブルーハワイ(水色)を、お母さんはメロン(緑色)をチョイスしました

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2.トッピング選び

次は、パフェに乗せるトッピングを6つ選びます。可愛くて美味しそうなフルーツやスイーツがいっぱいです!

shokuhinsample_3.jpg二人とも、「これがいいかな、でもこっちもいいな~」と、かなりお悩みの様子。じっくり時間をかけて、納得のいくものを選びました。お母さんは、イチゴ、さくらんぼ、メロン、パイナップル、アイス、板チョコを。まなはちゃんは、ブルーベリー&ラズベリー、ピンクの板チョコ、ウエハース、くまのチョコ、ネコのチョコ、プリンです。

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3.容器にソースを入れる

ぐつぐつ煮えているゼラチン製のソースを、容器の一番下に入れます。調理器具だけを見ると、本当に料理をしているかのようです。

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4.アイスクリームを入れる

シリコンガンという、自転車のブレーキのような装置でシリコン製のアイスクリームを乗せます。

shokuhinsample_6.jpgshokuhinsample_7.jpgshokuhinsample_8.jpgソースとのグラデーションを作るため、最初はゆっくりと、後半はリズミカルに入れていきます。少し力が必要な作業ですが、お二人ともとても綺麗なグラデーションが出来上がりました!

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5.ホイップクリームを乗せる

パフェの象徴ともなるホイップクリームを乗せる前に、正面を決めて、ウエハースなど背の高いトッピングを後方に差込みます。そして一番重要な工程であるシリコン製のホイップクリームを美しく絞っていきます。上からはみ出ないように頭の部分をねじり、親指と人差し指の間で深く握ります。机と垂直に持ち、真ん中へ寄せないように、ゆっくりとホイップを動かします。

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6.トッピングを乗せて仕上げ

美味しそうなホイップが出来上がりました♪クルンと丸まった頂点に触れないように、残りのトッピングを乗せていきます。あまり強く押すと崩れてしまうので、優しく押し込むようにトッピングを乗せるのがポイント!フルーツの皮や断面などが正面に向くようにするのも、美しく見せるコツです。

shokuhinsample_12.jpgshokuhinsample_13.jpgそして完成したのがこちら!

shokuhinsample_14.jpgどちらのパフェも、とっても美味しそう♪

お母さんは、「まなはのパフェは子どもが喜びそうなパフェだね!とっても可愛くて、お店にあったら注文したくなる!」と大絶賛。まなはちゃんは、「お母さんのパフェのほうがいいー!」とお互い褒め合っていました(笑)。

shokuhinsample_15.jpg作品が完全に固まるのは24時間後。崩れないように箱に入れてもらい、今回の体験は終了です!

食品サンプルは元々、メニュー代わりに本物とソックリのサンプルを店頭に飾ったのが始まり。大きさや中身などを目で見て確認できるので、日本語表記しかないお店でも、海外の方が安心して頼むことができるのも魅力の一つです。

そのため大和サンプル製作所では、海外から訪れるお客様が非常に多く、一番多いのがオーストラリアの方とのこと。アジアからは香港や台湾の方が来られるそうです。

また、時期によって訪れるお客様が変わるそうで、34月は修学旅行生の団体、68月は自由研究の子どもたちが多いとのこと。

shokuhinsample_16.jpg大和サンプル製作所で提供しているパーツは、フルーツの断面や皮、中の種、ツヤ出しなどすべてが手作業なので、大量生産できないものばかり。夏休みやイベント時期はパーツが足りなくなってしまうほどの人気ぶりです。

伊藤さんは、『お客様が喜んでいる顔を見ると、大変なこともすべて報われます。食品サンプルの魅力を、海外の方にも、日本の方にも知って欲しいです』と話してくださいました。

shokuhinsample_17.jpg日本の誇るべき技術と新たなアートととして、ぜひ池袋で体験してみてはいかがでしょうか。

※体験の内容は変更になる場合がございます。