場所は池袋線池袋駅から徒歩約10分、ビルの8階にあります。エレベーターを降りて扉を開けると、そこはもう、空港の搭乗口。
フライトボードもあり、空港の雑踏のざわめきまで聞こえてきます。
「空港のにおいがする!」
森田さんと藤本さん、旅行モードにスイッチが入ったようです。
フライト15分前になると搭乗手続きが始まり、カウンターで搭乗券とパスポートが手渡されます。
搭乗券には「IKB(池袋空港)発 CDG(シャルル・ド・ゴール空港)着」の記載が。
搭乗手続きを終えたら、さっそくキャビンへ乗りこみます。
シートはAirbus 310 340のファーストクラスで実際に使われていたもの。
「座席がゆったり!」「お隣と近すぎなくて、プライベート感があるね!」
最高級の座り心地に、2人とも大満足。
旅の記念に、写真を撮影してくれるサービスもあります。(1枚100円)
せっかくなので、パシャッ。
写真は旅の終わりに、クルーの手書きメッセージと共に渡してもらえます。
そうこうしているうちに、クルーによる機内アナウンスが始まりました。
本物さながら、英語でのアナウンスや、シートベルトや救命胴衣など安全装備の説明もあります。クルーのみなさんは、元ファーストクラスのCAが監修した研修を受けていて、CAを目指している人も多いそうです。
「それでは、快適な空の旅をお楽しみください」
アナウンスが終わると、いよいよ離陸態勢に入ります。
スクリーンに映し出される空港の景色から、飛行機が滑走路へ移動していくのがわかります。
飛行機の動きに合わせてシートも振動し、
「すごーい、リアル!」
テンションが上がります。
「間もなく、離陸します」
前方のモニターに滑走路が映し出され、加速とともに、シートの振動も大きくなって......
「飛んだ!」
プロジェクションマッピングで機窓と青空が映し出されます。
気分はすっかり空の上。
シートベルト着用サインが解除されると、ここからはVRマシンを装着。
360度のパリの景色を楽しめる、約10分間のVRトリップの始まりです。
「わぁすごい!」
上下左右を見回すと、そこはパリの街。
ノートルダム大聖堂、オペラ座、凱旋門などパリの名所が次々と現れます。
「ここ、行ってみたかったところだ」「懐かしいー!」
憧れのパリの街並みに、森田さんはうっとり。藤本さんは旅の思い出がよみがえります。
VRトリップが終わると「あー、戻っちゃった」と残念そうな2人。
でも、空の旅はまだまだ続きます。この後はお楽しみ、機内サービスです。
まずはドリンクサービス。2人は白ワインで乾杯!
そしていよいよ、空の旅のハイライト、機内食のサーブが始まります。
食事は、ホテルや星付きレストランで修業経験のあるシェフがプロデュースしたフルコース。
メニューは行き先ごとに異なっており、今回はパリ行きの便なのでフレンチのコース料理が振舞われます。
シャンソンが流れ、スクリーンにパリの風景が映し出される中、しばし優雅なディナータイム。
実際の飛行機のように揺れないので、安心して食事ができます。
「まるで、レストランみたい」
デザートまで美味しくいただいて、一息ついたところで、今度はタブレットを使い、パリから電車で1時間の古都ルーアンを巡ります。
食後のコーヒーを片手に、まるでメルヘンの世界のような街をお散歩。
気になるところは拡大したり、好きな角度で見たり、自由自在です。街についてわかりやすい解説もあり、「旅の予習にもなりそう」と森田さん。
ルーアンのトリップも終わり、そろそろ目的地です。飛行機は着陸態勢へ。
「到着地パリの天気は晴れ......パリの旅をどうぞお楽しみください」
シャルル・ド・ゴール空港に到着です。
約110分間の空の旅を終えて、「なんだか寂しい気がする」と名残惜しそうな2人。
「大きな荷物や大変な移動もなく、手軽に旅気分を味わえました。他の国も体験してみたいです」と藤本さん。
FIRST AIRLINES代表の阿部さんによると、記念日に利用されるお客様が多く、また、パパやママの膝に小さい子どもをのせて親子で楽しまれるご家族連れや、ご年配のお客様が「これなら無理せず海外旅行気分を楽しめる」とご利用になるケースも少なくないそうです。
「日常の中で、みなさんにワクワクを体験してもらいたいと始めたサービスです。ぜひ、旅のワクワク感をそのままにお越しください。お待ちしております」と阿部さん。
FIRST AIRLINESでは現在、パリ、ロンドン、ニューヨーク、ハワイ、ローマ便が出航中。
池袋空港発の空の旅で、気軽に非日常の世界に旅立ってみませんか?
※体験の内容は変更になる場合がございます。