観光案内所と直結。店内は山小屋をイメージ

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終点の西武秩父駅のひと駅手前にある横瀬駅は、秩父の名峰として知られる武甲山(ぶこうさん)登山の玄関口。駅のすぐ裏手には堂々とした山容が広がっています。

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横瀬駅のすぐ隣、駅を背にして右側に「横瀬町観光案内所」の看板が掲げられています。こちらが今回ご紹介する「ENgaWA駅前食堂」です。これまでもちょっとしたお土産や軽食が味わえる場として親しまれていましたが、横瀬町の魅力をもっと知ってもらいたいという思いから、食堂メニューやお土産品を一新。観光客はもちろん、地元の人たちも食事や買い物に訪れる場所へとリニューアルしました。

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入口を入ってすぐのカウンターは観光案内所になっています。パンフレット類も充実しているので、登山や観光の際はここで情報収集をするのがおすすめ。

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登山にちなんで山小屋をイメージしたという店内は、木のぬくもりに満ちた落ち着ける雰囲気です。大きな窓からは武甲山の麓を走る電車が眺められます。

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施設名にもある「ENgaWA」とは、人と人とのご縁がつながる場所としての「縁」、チャレンジを応援する「援」、そして経済効果の「円」の意味があり、この3つの「EN」が輪(WA)のように繋がって発展していくことを願い名付けられました。

「横瀬町のスローガンに、 "オープン&フレンドリー"というものがあります。登山客や観光客、そして僕のように違う町からやってきた人間も温かく迎え入れ、フレンドリーに接してくれるやさしい町です。ここ『ENgaWA駅前食堂』でそんな横瀬町の魅力に触れてもらい、好きになってもらえたらうれしいです」とスタッフの赤岩さんは語ります。

横瀬産野菜をたっぷり使ったうどん・そば、カレーが人気

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ENgaWA駅前食堂」には、食堂、お土産、観光案内の3つのコーナーがあります。店内に入るとすぐに「本日のよこぜそざい」という黒板が目にとまります。この黒板に記されているのは、その日食堂で使われる食材を提供してくれた生産者や農園の名前。自然に恵まれた横瀬町ならではの素材を味わうことができるのです。

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赤岩さんイチ押しのメニューは「横瀬きのこうどん(そば)」(880円)です。器の表面にぷっくりと浮かんでいるのは、横瀬町にある小松沢レジャー農園の原木しいたけ。肉厚で滋味深いスープの味がしっかりとしみこんだ絶品です。同じく横瀬町にある石坂農園のひらたけしめじもたっぷりと。コリコリとした食感が楽しく、あんかけスープにしみ出した旨みも楽しめます。

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冬の新メニューとして開発された「豚汁うどん」(680円)は、麺が見えないほど具だくさん。その日届けられる食材によって具材は変わりますが、大根やさといも、にんじんなど横瀬町で収穫された根菜類がメインです。"味変"の調味料は手作りの柚子こしょう。コシが強めなうどんも相まって満足感たっぷりの一品です。

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「季節のよこぜ野菜カレー」(1,080円)も人気です。こちらも季節やその日の食材によってトッピングが変わるのだそう。横瀬町産の野菜は甘みが強く、スパイシーなカレーとの相性は抜群。野菜とカレーを一緒に味わうと、最初に野菜の甘みが口の中に広がり、後からカレーのスパイシーさが染みわたってきます。

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横瀬町で農園を営む方たちから野菜や果物が届くことがあります。それらの新鮮な野菜や果物に加えてお土産品のしゃくし菜や味噌漬けこんにゃくを食事のお供として小鉢で提供されたり、セルフサービスで"おすそわけ"をいただけることも。

横瀬町のおいしさを持ち帰れるお土産コーナーも

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店内の一角にあるお土産品コーナーには、手作りの焼き菓子や加工品などがずらりと並んでいます。横瀬駅の1つ手前の「芦ヶ久保駅」にある道の駅の人気商品もここで購入できるのだそう。

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特に人気なのは、横瀬町産の濃厚な和ぐるみやはちみつを使ったクッキー。横瀬町出身のパティシエが秩父市内のお店で作るマドレーヌもおすすめです。

旅の前後に立ち寄りたくなる新名所。「オープン&フレンドリー」な地元の人々とふれあいながら、横瀬町の魅力を感じてみてください。

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