「MAPLE BASE」は秩父ミューズパークという広大な公園内にあり、西武秩父駅から車で15分ほどの場所にあります。鮮やかに色付いた山並みに、ウキウキ気分でダンスを始めるももちゃん♪
落ち葉を楽しみながら、本日の目的地に到着です!木の温もりだけでなく人の温かさを感じるこの建物、地元の人々やボランティアの方たちに協力してもらって作り上げたそうです。
「MAPLE BASE」のディレクター、井原愛子さん案内のもと、メープルツアーのスタートです!
まずは、秩父に自生する21種類のカエデについての紹介から。
日本には28種類のカエデが自生しており、中でも秩父はカエデが多い地域として有名です。カエデの樹液は寒い時期(1~3月)しか採れない貴重なもの。カエデはこの寒い時期に、芽吹くための栄養を根から吸い上げています。その栄養たっぷりの水分を数%頂いて、私たちの口にするメープルシロップは出来上がります。
そんな貴重な樹液からメープルシロップを作り出すのが、シュガーハウスです!シュガーハウスとは、メープルシロップを作る工場や小屋のことを指し、「MAPLE BASE」は日本で初めてのシュガーハウス。
こちらはカナダから輸入した、メープルシロップを製造する「エヴァポレーター(蒸発機)」という国内初の機械。ここに薪をくべて、カエデの樹液を煮詰めます。カエデから採れる樹液はほとんど無色で、67度の糖度まで煮詰めることで甘さが出るそうです。
このエリアはガラス張りになっているので、カフェスペースから製造過程を見学することもできます。製造期間中は、お店いっぱいにメープルシロップの甘い香りが充満して、何とも幸せな空間になりそうです♪
そんな幸せな想像をしながら見学を終えると、お待ちかねのおやつタイム!今回は特別に、ふわふわのパンケーキにオリジナルのデコレーションをさせていただきました。
用意していただいたのは、メープルシロップ、クィーンニーナ(ぶどう)、チョコレートペン、粉砂糖、デコレーション用のカエデです。
まずカエデをパンケーキの上に乗せて、その上から粉砂糖をふりかけると、カエデの形が浮かび上がりました。
パンケーキの周りにクィーンニーナを並べ、メープルシロップをたっぷりとかけます。ももちゃん、とっても嬉しそうです♪
仕上げにチョコペンで、ももちゃんの名前を書いたら完成です!
早速ももちゃんが、メープルシロップが染み込んだふわふわのパンケーキをパクリ。
「おいしい!」の声と一緒に、あま~い笑顔が広がります♪ その後はもうフォークが止まりません(笑)。
ももちゃんの勢いに圧倒されていたお母さんに味の感想を聞いてみると、「想像していたよりもさっぱりとした味で、とっても食べやすいです!こんなに爽やかなメープルシロップは初めて。娘が進んで食べている姿を見られると嬉しいですね!」と、親子揃って初めての味を楽しんでいるようでした。
そして、ももちゃんが最後の一口までおいしく食べたら、本日の体験は終了です。
最後に、「MAPLE BASE」の活動について井原さんに伺いました。
「『MAPLE BASE』は、山の持ち主やNPOと連携して、山の活性化を行なう拠点として活動しています。この活動を通して、少しずつ人の輪が繋がってきました。理想とする循環の輪が広がるように、地域をはじめ、多くの出会いが未来の豊かな自然作りに繋がっていくように......。地元の隠れた資源を最大限に活用し、"秩父=メープルシロップ"となるような発信をしていきたいです!」と話してくださいました。
秩父の山から生まれたメープルシロップは、日本人の口に合う、控えめで優しい味。メープルラテやメープルオニオンスープ、メープルドッグなど、ここでしか味わえないメニューが盛りだくさんです。
秩父の大自然と、一つ一つ手作りの家具に囲まれて、爽やかなメープルシロップを味わいに是非足を運んでみてください♪
※体験の内容は変更になる場合がございます。
秩父「MAPLE BASE」でパンケーキをデコレーションしたい!
池袋駅から特急ラビューに乗り込み、移り変わる窓の景色に秋を感じながら、小旅行気分で目的地へ向かいます。到着したのは西武秩父駅。今回は、都内在住の佐藤さん親子と一緒に、秩父「MAPLE BASE」でメープルツアーを決行しました!
取材日:2016年11月11日 最終更新日:2021年8月13日