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秩父のできたてクラフトビールを飲んでみたい!

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じめじめした日本の夏に欠かせないのが、ビール!
というわけで今回やってきたのは、夫婦で切り盛りする秩父の小さなビール醸造所「秩父麦酒」です。通常は公開していない醸造所を、今回は特別に、ビールをこよなく愛するビール女子のお2人、酒井さんと酒井さん(同姓)が見学してきました。

西武秩父駅から、車で山道を走ること約30分。秩父麦酒は、老舗の造り酒屋「株式会社タイセー菊水酒造所」の敷地内にありました。
出迎えてくださったのは、秩父麦酒醸造責任者の丹広大さん。会社名「BEAR MEET BEER(ベア ミート ビア)」にちなんだ、クマのTシャツがお似合いです。

「会社のロゴマークもクマですね、可愛い!でも、どうしてクマなんですか?」(2人)
「私も妻も北海道出身で、クマが好きなんですよ。クマは動物界の王者でありながら、どこか愛嬌のあるところがいいなって。私たちが造るビールも、そんな存在でありたいという想いもこめています」(丹さん)

ではさっそく、醸造所の中を見学させてもらいましょう。醸造所は、菊水酒造の元貯蔵庫を改装した建物です。
2人は中に入るなり、見るからに旧式のタンクに「わー、レトロ可愛い!」と思わず歓声。

秩父麦酒の醸造設備は、20年前に日本へ渡ってきたドイツ製。4、50年前の技術がそのまま使われています。「古いので、仕込みに通常の倍、10~11時間くらいかかるんですよ(笑)」と丹さん。

「マッシュケトル・煮沸釜」を見てみます。タンクの中をのぞくと、攪拌のためのプロペラが。ここでモルトとお湯を攪拌して混ぜ、「もろみ」を作ります。

続いて、隣の「ろ過・沈殿層」を拝見。麦汁からオリを除去する装置で、中に目の細かいメッシュが4枚設置されているそう。「この機械は絞らずに重力で濾すので、麦汁にストレスがかからないんですよ」と丹さん。ろ過した麦汁は冷却、発酵後、瓶や樽に詰められます。

丹夫妻がビール造りを始めたのは、新婚旅行でドイツを訪れた際、ビールの美味しさに魅せられたのがきっかけ。自分たちでビールを造りたいと、日本各地の醸造所で作業を手伝いながらビール造りを学び、2017年11月、秩父麦酒の生産を開始しました。

「なぜ、秩父で?」と聞いてみると、丹さんはこんなお話を聞かせてくださいました。

「この醸造設備は、菊水酒造から買い取ったものです。菊水酒造の先代社長は、ここでビールを造り、ビアレストランも開きたいと準備していたそうです。そんなお話を聞くうちに、設備を秩父から運び出すよりも、先代社長の想いがあるこの場所で使うのがいいと思うようになりました」(丹さん)

そんなご縁から丹夫妻が根をおろすことになった秩父は、日本酒、ワイン、ウィスキー、焼酎の生産地でもある酒処。清らかな水が豊富で、ミネラルを含んだ水質は、ビールの味に良い影響を与えるそうです。

丹夫妻が目指すのは、飲みやすさと美味しさを両立した「女性も飲みやすいビール」。ビールが苦手な人を一人でも減らすことが目標、と言います。

丹さんは近隣の生産者と協力して、ウィスキー樽にビールを漬け込む「バレルエイジ」にも挑戦。他にも、昔の製法を現代版にアレンジし、ミズナラの樹のチップを使ったビールも生産するなど、個性豊かなビール造りを実践しています。

「ミズナラだけでなく、秩父の山の恵みを活かして、銀杏やクロモジ、松を使うとどうなるか。やってみたいことがたくさんあります。小さい醸造所だからこそ、自由に挑戦していきたいです」(丹さん)
「これからも楽しみにしています!」(2人)

丹夫妻の夢が詰まった醸造所を後にして、2人が次に向かったのは、西武秩父駅から徒歩7分、クラフトビールの専門店「MAHOLLO BAR(マホロ バル)」です。こちらで、丹夫妻のビールをいただくことができます。

MAHOLLO BARには現在6タップあり、できたての秩父麦酒を常時4種、他に国内外のクラフトビールを2種提供しています。

2人は6種から好きなビールを選べる「3種飲み比べセット」を飲んでみることに。選んだのは「紅熊・しろくま・強熊」の3種です。

ビール女子編集部のお二人によるテイスティングが始まります。

1種目、レッドエール「紅熊X」。レッドエックスモルトを使い、ミズナラの木材で香りづけしたビールです。
「良い香り! 飲み口がとても滑らか。深みのある、自然な甘さが心地いいです」

続いて、Hazy Fruit IPA(ヘイジーフルーツIPA)「しろくま」。桃の果汁を使ったビール。
「とてもジューシー。フルーティな中に程よい苦みが感じられます」

3種目、「強熊ストロングセゾン」。3カ月以上熟成させた、アルコール10%のビールです。

「最初にアルコールがガツンと来ますが、すっと消えます。軽やかで、香りと酸のバランスがいいですね。アルコールが高いわりに飲みやすいです」

どのビールも水の良さが現れている、と2人。
「クリアなベースに、フルーティな香りや味がスッとのっていて、雑味がありません。丹さんのお人柄そのままのような、ピュアで優しい、包み込むようなビール。うーん、美味しいです!」

秩父麦酒のビールは、秩父をはじめ、北は北海道から南は鹿児島まで全国約50店舗で取り扱われています(取材時)。夏レジャーで秩父を訪れたら、ぜひ、ここMAHOLLO BARに立ち寄り、秩父麦酒で喉を潤してみてくださいね。

秩父麦酒の醸造所の見学と試飲の様子はこちらから

 

 

 

 

 

 

施設名 MAHOLLO BAR(マホロ バル)
住所 埼玉県秩父市番場町17-14
URL http://www.chichibu-lab.jp/index.php/shop/mahollobar/

※秩父麦酒の醸造所は一般の方の見学は行っておりません。

埼玉県秩父市番場町17-14

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