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手作り和ロウソクでキャンドルナイトを体験してみたい!

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10年ほど前から夏至や冬至の夜に電気を消してキャンドルで過ごす「キャンドルナイト」のイベントが日本各地で行われるようになりました。今年の夏至は2016年6月21日。そんなスローライフを体験するために、今回は西武新宿線本川越駅から徒歩で約20分の「haze(ヘイズ)」にて和ろうそくを作り、その和ろうそくを使って実際にキャンドルナイトを体験してみます。

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hazeは、2015年夏に川越の街にやってきた「和ロウソク」のお店です。築100年の古民家を改修し、古き良き街並みに優しい明かりを提供するこの場所で、世界に一つだけの和ロウソク作りを体験してきました!

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和ロウソクは日本の伝統的なロウソクで、まるで生き物のような炎の動きをするのが特徴。

ウルシ科の櫨(ハゼ)の実の油から作られた櫨ロウと、和紙、イグサ、真綿からなる芯で作られています。一本一本を丁寧な手作業で作るため、作り手の想いも感じられるロウソクです。

芯は驚くほど軽く、櫨ロウはクレヨンのような香り。想像よりずっと自然な手触りです。櫨ロウを砕いて天日干しすると、ロウが白に変化し、口紅やワックスなどの原料にもなります。(左:櫨ロウ、中心:芯、右:櫨の実)

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今回挑戦するのは、櫨ロウそのものの色味を活かした和ロウソクです。

40~42℃の櫨ロウを手で芯に塗り重ね、少しずつ太くしていく「手掛け」という製法で作ります。こちらが使用する櫨ロウです。

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まず、芯に串を通します。先の方まで塗り重ねられるよう、奥までしっかりと差し込みます。

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次に、溶かした櫨ロウを芯にかけ下地を作ります。

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全体にロウをかけたら、余分なロウを落とし2分ほど待ちます。表面が乾いたら、ロウを塗り重ねていきます。

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利き手と反対の手にゴム手袋をつけ、利き手で串を抑えます。

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ロウを手ですくい、芯の上から下まで、串を回しながら塗っていきます。この工程を、適当な太さになるまで繰り返し続けます。ちなみにロウの温度は、心まで溶けてしまいそうな心地良い温かさでした。

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左右の手が違う動きをするので、慣れるまでに少し時間がかかりましたが、ロウと触れ合っていく中で、自分のやりやすい塗り方が分かってきました。

聞くところによると、hazeのスタッフさんは、普段16本同時に作るという神業で仕事をされているそうです。

ここで、ロウを塗るときのポイントを2つ。

1つめは、芯の長さピッタリではなく、少し余裕を持たせて長めに塗り重ねること。ピッタリに塗ってしまうと、短いロウソクになってしまいます。あまり長すぎると、今度は串を回すときに滑ってしまうので、適度な長さを保つことがポイントです。

2つめは、頻繁にロウをすくって塗るのではなく、すくったロウを最後まで塗ること。滑りが悪くなってきた時が、ロウをすくうタイミングです。

少し塗りづらいときは、ゴム手袋についたロウをヘラではがします。

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「丁寧に塗り重ねる」というシンプルな製法ですが、それゆえ自分の内面をロウソクに重ねているような感覚に。いつの間にか外を通る車の音も聞こえなくなり、雑念が消え、無心になって塗り重ねます。

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最後は一本ずつ仕上げていきました。

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少し時間をおいてから、最後の工程へ。まず、串からロウソクを抜きます。

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haze特製の「芯出し」という道具を使い、芯を隠しているロウを溶かします。

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すると、隠れていた芯の頭が顔を出しました!

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普段目にする細い芯糸ではなく、頼りがいのあるどっしりとした芯が出てきました。これも和ロウソクの魅力のひとつで、芯が太いほど大きな炎を灯します。

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同じように、ロウソクの下も芯が出てくるまで溶かします。

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芯が出てきたら、平に整え、最後にロウソクを立てる穴を開ければ完成です!

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ゆっくりと塗り重ねて成長していく和ロウソクは、斜めにうっすらとした手の線が入ります。断面は、木の年輪のようになっていて、まるで小さな歴史が刻まれているようです。それぞれ太さも模様も違いますが、どれも味のある和ロウソクになりました。

 

和ロウソクの魅力について、作り方を教えてくださった寺澤さんにお話を伺いました。

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寺澤さんが和ロウソクに出会ったのは、東日本大震災が起こった2011年。震災後、職場の方に和ロウソクをもらったことがキッカケでした。

一般的にロウソクのもつ淡い光には、人々の心を明るくし、生きるための道標として導く力があると言われています。寺澤さんは、多くの尊い命が失われた悲しみの中で、自分の心に合わせて動く温かい炎に明るい未来を感じたそうです。

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これまで多くの人々に和ロウソクの魅力を伝えてきた寺澤さん。hazeに来るお客さんの中には、「仏壇に灯すと、炎のゆらぎで故人と会話している気分になれる」「自分たちの結婚式で、大切な人たちに手作りの和ロウソクを贈りたい」という想いを話してくれる人もいるそうです。どちらも真っ直ぐな愛が込められていますね。

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hazeは多くを語らず、炎のゆらぎが染み込んだ空間で、静かに時を刻んでいます。そんな心地よい空間を自宅でも感じてみようと、自分で作った和ロウソクを使ってキャンドルナイトを体験してみました。

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どんな光を灯してくれるのか…期待に胸を躍らせていたのも束の間、フワッとゆらぐ温かい光が灯ります。気付けば10分ほどの時間が経ち、何とも言えない安らぎや、心の奥にある大事な記憶、そして未来への希望のようなものを感じられました。

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自分を見つめ直すことができた今回の和ロウソク作り。体験ではなく経験として心に刻まれました。これからもこの街で、訪れた人々の未来を照らす道標となるのではないでしょうか。

hazeでは、一般の方も和ロウソク作りを体験できるワークショップを行っています。

忙しい毎日に疲れ切ってしまう前に。オレンジ色の温かい光に包まれ、新しい自分の一面を見つけに来てください。

 

和ろうそく体験の様子はこちらから。

 

 

 

 

 

店舗名 haze(ヘイズ)
住所 埼玉県川越市元町1-12-6
URL http://haze.jp/

埼玉県川越市元町1-12-6

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