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杉並アニメーションミュージアムで、アニメ制作を体験したい!

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西武新宿線・上井草駅からバスで10分ほどの場所にある「杉並アニメーションミュージアム」。ここは日本アニメの歴史から最新のアニメ技術に至るまで、世代を超えたアニメーションのすべてが学べる博物館です。アニメの原理が体験できるコーナーやアフレコブースなど、見るからにワクワクする参加型展示がたくさん♪ アニメの世界を楽しく学ぶとともに、オリジナルのアニメ制作にもチャレンジ! また今回は西武線ユーザーのマイさんも編集部と一緒に体験していきます。

 

日本屈指の“アニメの街”に誕生した、学んで遊べる博物館

全国に約400もある日本のアニメ制作会社。杉並区にはそのうち約70社が集っており、練馬区に次いで全国2位の多さを誇っています。そんなアニメの街として知られるこの地に、2005年3月「杉並アニメーションミュージアム」は開館しました。

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「ミュージアムがある青梅街道沿いは、今も昔も多くのアニメ関係者が行き交うスポット。まさに“アニメ産業のへそ”とも言える場所なんですよ」と、同館の事務局・藤田輝さん。今回は藤田さんのナビゲーションのもと、アニメの世界にどっぷり浸ってきます!

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館内に入ると、見覚えのあるキャラクターたちをあちこちに発見! 博物館というより、まるで遊園地のような賑やかさです。

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マイさん「アニメは小さい頃からよく見ていました。『美少女戦士セーラームーン』が大好きで、ずっとセーラーマーズに憧れてたんです〜!」

…と、さっそく胸が高鳴るマイさん。館内には、見てさわって体験できるコーナーがたくさん。様々なキャラクターたちにマイさんも興味津々です。

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その中でもやっぱり気になるのは、会場の中央にある柱。アニメ監督、漫画家さん、声優さんなど、ミュージアムを訪れた名だたる顔ぶれのサインがぎっしり! 日本アニメを支えるクリエイターたちがこれだけ名を連ねているなんて、とても貴重ですね。

 

日本初作品から『鉄腕アトム』まで…歴史を知ると、もっとアニメが面白い!

藤田さん「そもそもアニメとは何のことだと思いますか? アニメとは、ずばり技術の名前なんです。アニメーションの語源でもある『anima』は、ラテン語で『魂』という意味。本来は動いていない静止画に魂を吹き込み、命を与える技術=『アニメーション』なのです」

なるほど! 1枚だけではただの絵ですが、何十枚も何百枚も重なることで、絵の中の登場人物は空を飛ぶことも宇宙を散歩することもできる…。当たり前のように見ていましたが、どんな物にも命を吹き込むことができるなんて、じつはものすごいことですよね。

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壁一面には、日本アニメの歴史がまとめられた年表がずらり。当時の映像や実際のキャラクターグッズも展示されていて、見応えたっぷりです。

日本で初めてアニメが作られたのは1917年のこと。なんと来年でちょうど100周年を迎えます。

藤田さん「日本のアニメ史には大きく二つの転機があり、その一つ目が、中国の民話『白蛇伝(はくじゃでん)』を題材に、初のカラー長編アニメが制作されたことです。これは“東洋のディズニー”を目指した東映動画(現東映アニメーション)が制作した作品で、実写に限りなく近い画の動きが特徴。登場人物が魅力的に描かれています。この作品を観て宮崎駿監督はアニメ界を志したとも言われているんですよ」

日本を代表する巨匠が影響を受けた作品なんて、興味深いですね。

編集部「もう一つの転機とはどんなことだったんですか?」

藤田さん「それは1963年の『鉄腕アトム』の登場です。1953年のテレビ放送開始以来、アニメは『ポパイ』などの海外作品しかありませんでした。やがて日本オリジナルのテレビアニメ制作にも乗り出したのが手塚治虫先生です。通常、アニメは30分のストーリーを作るために膨大な数のセル画(動画の元になる静止画)が必要なのですが、手塚先生はあえてセル画の枚数を減らし、動きではなくストーリーで見せるアニメを作りました。これはもともと日本にマンガ文化が根付いていたからこその発想です」

以降、ストーリー重視のアニメはアニメ制作者に根付き、“日本のアニメ=動きは少ないのに面白い!”という基礎が確立したのだとか。

セル画が少ないことの利点は、ストーリーさえしっかりしていればどんなジャンルの作品でも作りやすいということ。これによって日本のアニメ産業は発展し、これまでに1万作品ものアニメが誕生したと言われています。ミュージアムの年表も、作品名を載せるスペースが壁だけでは足りなくなり、2008年以降の作品名はタブレットの中に収録されているほど!

 

プロの現場をまるごとのぞき見!? アフレコ体験も楽しめる

 

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こちらはアニメ制作の現場を、クリエイターのデスクごとに再現したブース。机に置かれた資料の束など、かなりリアリティがあります。

アニメは分業制なので、全ての仕上がりを総合的にチェックする監督、画にばらつきがないか調整する作画監督、作品の世界観を握る背景を描く美術監督など、専門が分かれて作られていくのだそう。

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現在のアニメ制作のプロセスを紹介するコーナーも。昨今のアニメはデジタル技術の進化により、思わず実写と見間違えてしまうほど精巧な表現も可能になったのだとか。

マイさん「ちなみに、30分のアニメを作るためにはどれくらいのセル画が必要なんですか?」

藤田さん「テレビアニメくらいの動きを表現するには、1秒間に8枚のセル画が必要です。1話分だと少なくても3000枚、多いと5000枚以上になります。じつは現在のアニメではセル画は使わず、色ぬり以降の工程はパソコンで作成されています。2013年に放送された『サザエさん』が最後のセル画アニメとなったんですよ」

マイさん「知らなかった! それにしても、5000枚も画を描くなんて気の遠くなる作業ですね…!」

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こちらはアフレコ体験ができるブース。映像に合わせて、うまくセリフを言えるでしょうか…!?

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「…む、難しいっ!」キャラクターの口の動きに合わせて言葉をのせるには、ハイレベルなテクニックが必要です。やってみてはじめて声優さんのスゴさがわかります…!

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デジタル彩色ができるパソコンコーナーも。簡単にキャラクターに色が着けられます。デジタルで着色ができるようになったのも機械が発達したおかげ。逆に昔の人の作業の大変さを物語っています。

 

オリジナルのアニメ制作にチャレンジ!

アニメの歴史や作業風景を知り、ますますその世界に興味が沸いてきたマイさん&編集部一同。最後に、手描きのイラストでショートアニメの制作にチャレンジしてみました!

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デジタルワークショップでは、コンピュータで色塗りや編集などを体験できます。また、ちょっとした手描きアニメ作りが体験できる「パラパラアニメコーナー」も常設。今回は手描きアニメに挑戦します。

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プロが使うトレース台の上でイラストを描いていきます。「う〜ん、何を描こうかな?」ストーリーを考えるのも大事な作業です。

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パラパラアニメの原理はいたってシンプル。少しずつ形を変えた静止画を描き、1枚1枚パソコンに取り込みます。だいたい20枚ほど描くと、ショートアニメに仕上がるそう。

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描いた画に色を塗って仕上げていきます。「20枚描くだけでも、けっこう大変! 本当に地道な作業だあ…」

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最後に1枚ずつパソコンに画を取り込んで完成! さっそく上映してみましょう。

「ちゃんと動画になっているかなぁ…!?(ドキドキ)」さて、作品の出来映えやいかに…!?

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マイさん「すごーい! 本当に動いてるっ!」

わずか10秒ほどの動画ですが、しっかりアニメになっています! これはお見事。なかなかの完成度に思わずテンションが上がる一同♪

ミュージアムではこれらの体験コーナーのほか、アニメに関する映像や書籍などの資料がそろうアニメライブラリー、150インチのスクリーンで日替わり作品を上映しているアニメシアターなど、まだまだ見どころがたくさん。年に3〜4回ほど、代表的な作品やクリエイターにスポットを当てた企画展も開催しています。1日中いても飽きないのに、入場料無料というのも嬉しいところです。

アニメ制作の裏側を学びながら、楽しく体験ができる「杉並アニメーションミュージアム」。何度訪れても、夢中になれること間違いなし! みなさんも訪れてみてはいかがでしょう?

 

杉並アニメーションミュージアムで、アニメ制作体験のようすはこちら

 

 

スポット名 杉並アニメーションミュージアム
住所 東京都杉並区上荻3-29-5 杉並会舘3階
営業時間 10:00-18:00(最終入館は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
TEL 03-3396-1510
URL http://sam.or.jp/
東京都杉並区上荻3-29-5

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