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埼玉県の高級地鶏「タマシャモ」のローストチキンを食べてみたい!

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突然ですが、みなさん、「タマシャモ」ってご存知ですか? オシャレカフェの名前? マンガのタイトル? いえいえ、違います。その正体はサイタマの軍鶏(シャモ)=タマシャモ。昭和59年に開発された比較的新しい地鶏で、今、埼玉県が力を入れている高級地鶏なのです。そんな“埼玉が誇るタマシャモ”を食べてみたーい! それに、クリスマスといえばやっぱりチキンでしょ! ということで、今回はなんと「タマシャモのローストチキン」に挑戦しちゃいます。

 

いざ、タマシャモを買いに酒屋さんへ!?

 

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主役の「タマシャモ」を手に入れるために訪れたのは「マツザキ中福本店」さん。西武新宿線新狭山駅から車で10分ほどの酒店です。ホテルや飲食店にも卸している酒屋さんと聞いていたのですが、昔ながらの趣のある店構えにびっくり。聞けば明治20(1887)年創業、128年の歴史を持つ老舗なのだとか。

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店内には日本酒や焼酎、ワインなどが所狭しと並び、その取り扱い数は約3000アイテム。特に地酒は主要な酒蔵が30軒ほど。入手困難な銘柄もあり、わざわざ遠くから買いにくる人もいるそうです。そんな酒屋さんでなぜタマシャモを取り扱っているのでしょう? 現在4代目を務める松崎敦雄代表に聞いてみると。

松崎さん「5〜6年前、取引先のオーナーさんから『マツザキさんの近くで旨い鶏を育てている人がいるんだよ。埼玉の地鶏なんだ』と教えてもらって、タマシャモの養鶏をやっている足立さんを訪ねたのがきっかけだったんです」

そのとき食べさせてもらったタマシャモの味に魅了され、毎晩のように足立さんの元に通ったそうです。鍋や網焼きでタマシャモを味わいながら親交を深め、マツザキでタマシャモの販売を行うことに。現在は飲食店への卸売がメインですが、一般の方でも事前予約をすれば1羽単位で購入できるそうです。

編集部「ちなみに、タマシャモと相性の良いお酒は?」
松崎さん「例えば佐賀の鍋島や三重の而今(じこん)のように、ジューシー感があってやや甘めのお酒が良く合いますね。タマシャモは脂があって旨みがしっかりとあるので、口を洗う感じで一杯やりながら楽しむのがいいんですよ」

タマシャモの味も地酒も知り尽くした松崎さんならではの味わい方を伝授して頂いたところで、タマシャモを育てている「足立農園」さんへ。

 

タマシャモ愛あふれる農家さんに逢いにいく

 

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足立農園さんへは「マツザキ中福本店」から車で2〜3分、あっという間に到着です。足立英男さん(写真の男性)とその奥様が営むタマシャモの養鶏場「足立農園」は現在、約2000羽を飼育しています。足立さんの前職はなんと模型製作だったそう。整骨院などにある骨格見本や、車の模型などを作る工場を経営されていたとか。模型製作から養鶏業とは、180度違うお仕事。いったい何故、養鶏業を始められたのでしょうか。理由を尋ねると、足立さんのご実家はもともとお母様が養鶏場を経営していて、足立さんも小さいときからお手伝いをしていたのだそう。現在の場所に引っ越してきた際、実家からつれてきた鶏を自宅で数羽飼育していたのがそもそも。その後、精肉処理場の人から10年ほど前、「タマシャモ」の飼育を薦められたのがきっかけで足立農園が誕生したそうです。

足立さん「タマシャモの飼育が難しいのは、血統管理が厳しいところ。血筋を管理するため、埼玉県の畜産研究所で生まれた雛のみをタマシャモとして育てています」

自分の農園で生まれた雛を販売することができないため、採算や効率の問題などで、タマシャモの養鶏を諦めてしまう農家さんも少なくないのだとか。鳴き声を聞いて、具合が悪くなっているのかを確認したり、ときには野生の動物がタマシャモを食べにくることもあるのだそう。そんな問題があればすぐ対応ができるように、毎日鶏小屋の横で寝泊まりする生活。「車を新しくしたけれど、全然出かけることもできないんだよ」とボヤく足立さん。生命を預かる仕事のご苦労がしのばれます。

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愛情深く育て上げる足立さんの農園は「埼玉県優良生産管理農場」に認証されています。これは、タマシャモ農家としては足立農園1軒のみ。飼育スペースの環境や管理などはもちろん、飼育者の健康状態などにまで及ぶ厳しい審査を経て初めて得られる「県のお墨付き」です!

 

いよいよタマシャモとご対面!

 

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飼育部屋は性別と月齢によって細かく分けられ、それぞれの部屋でタマシャモたちが元気に走り回っています。一般的なブロイラー鶏は50日程度、地鶏でも80日程度で出荷を迎えますが、タマシャモは140日以上の飼育が定められています。足立さんによると150日齢前後がもっともおいしいそうです。

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出荷前のタマシャモもいましたが、予想以上に立派な体格で、その迫力に圧倒されました!

 

タマシャモのローストチキンに挑戦!

 

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次に編集部が向かったのは「智光山公園」。総面積53.8ヘクタール、東京ドーム約11個分の武蔵野の自然をそのまま生かした広大な公園です。公園内にはバーベキューができるスポットが2カ所ありますが、今回利用したのはキャンプ場。テントサイトや宿泊棟、洗い場にキャンプファイヤー設備もある本格的なスペースです。ここでタマシャモの調理に取りかかります。

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用意したのは雌のタマシャモ1羽、重量は2kg前後あります。材料との比較でその大きさが伝わるでしょうか…。今回はダッチオーブンを使ってローストチキンにしていきます。参加メンバーの中に、なんとフレンチ歴10年の元シェフがいて、レシピを用意してくれました。

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1. 舞茸、マッシュルーム、シイタケ、エリンギなどを各1パック、大きめにカット。
2. 固めに炊いたご飯300gにバターを絡め、塩コショウで味をして冷ましておく。
3. 1.と2.をタイム5枝と一緒にタマシャモのお腹に詰める。
4. 野菜はキャベツ1/4個、葉付きセロリ2本、人参1本、ジャガイモ小3個、タマネギ1個、ブロッコリー1株、ニンニク1株を大きめにカットして、軽く塩コショウを振る。
5. タマシャモを整形し、タコ糸で足を縛る。表面にオリーブオイル、コショウ、肉重量の1.5%の塩で味を整える。
6. セロリの葉をダッチオーブンの底に敷き、その上に4.の野菜を敷き詰め、ローズマリー3枝を散らす。
7. 6.の上にタマシャモを乗せ、ふたをする。

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全ての材料をダッチオーブンに入れたら、いよいよ火にかけます。

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ダッチオーブンはふたの上にも炭を置くことで温度を一定に保ちます。焼き時間は45〜60分が目安。焼き上がるまではできるだけふたを開けないほうが良いということで、ここからは我慢ガマン。

 

 

 

 

ダッチオーブンに火が入ってから約45分が経った頃、ふんわりと良い香りが漂ってきました!

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「あれ、なんか良い匂いしてきたよね?」
「ローズマリーの香りしてない?」
「……。あっ!ホントだ!!」

ダッチオーブンの中からはジュージューとおいしそうな音も。そこで、いよいよダッチオーブンのふたを開けると、こ〜んがりと焼き色がついた香ばしいローストチキンが登場!

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「おぉ〜〜〜〜!!」今日一番の歓声が上がりました。さっそく試食開始!

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こんがりと焼けたタマシャモは、旨みが凝縮されてジューシー。鶏本来の香りもしっかりと感じられます。シャモの地鶏というとやや固い肉質をイメージしますが、蒸し焼きにしたせいか、適度な弾力もありながらもふっくらと焼き上がりました。お腹の中に入れていたご飯はタマシャモのエキスをしっかりと吸っていて、これまた旨い!「鶏ってこんなに味があったんだ!」と改めて感じられ、部位ごとの味や食感の違いが際立っていました。編集部一同、お腹いっぱい食べて大満足! 埼玉が誇る幻のタマシャモ、みなさんもぜひ一度味わってみてください!

 

「タマシャモ」でローストチキンの調理のようすはこちら

 

 

 

スポット名 マツザキ中福本店
営業時間 10:00〜19:00
定休日 月曜定休
TEL 049-243-4022
住所 埼玉県川越市中福547
URL http://www.1887.co.jp
備考 タマシャモ246円/100g~(1羽2kg目安、季節などにより変動あり)
埼玉県川越市中福547

 

スポット名 川越足立農園
TEL 049-243-3586
住所 埼玉県川越市今福67-2
埼玉県川越市今福67−2

 

スポット名 智光山公園
TEL 04-2953-5301(公園事務所)
住所 埼玉県狭山市柏原561
URL http://www.parks.or.jp/chikozan/
備考 キャンプ場は3~11月末までの営業。公園事務所に電話にて要予約(早めの予約がお勧めです)
智光山公園

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