団地の入口に佇む、航空公園近くのカフェ

航空公園駅東口を出て徒歩3分。所沢パークタウン駅前通り団地の一角に「J Smile CAFE」はあります。UR都市機構のグループ企業である「日本総合住生活株式会社(通称JS)」が2020年8月にオープンしたカフェです。

店内は白を基調にした明るい空間。1人用のカウンター席のほか、テーブル席もあり落ち着いた雰囲気です。
「団地の入口にある当店は、地域のみなさまが気軽に立ち寄れる、明るく心地よい空間づくりを大切にしています」と話すのはJS住生活事業企画部の中村さんです。

具材が並んだガラス張りの調理カウンターでは、その場で豆花が作られる様子を見ることができます。「豆花は豆乳を主原料にした、たんぱく質豊富なヘルシースイーツ。若い方から高齢の方まで、幅広い世代に親しまれやすいメニューのため、地域に根差したカフェのメニューとして理想的だと思いました」と中村さんは話します。

そのほか「鹹豆漿(シェンドウジャン)」やカレー、季節ごとの限定フードメニューなどラインナップが豊富です。「何度訪れても新しい味に出合えるようなメニュー展開を心がけています」と中村さん。
近隣にお住まいの方々のほか、遠方から評判を聞いて訪れるお客さまもいらっしゃるそうです。

テイクアウトもOK。「タピオカミルクティー」(580円)を片手に近くの所沢航空記念公園を訪れるのも楽しそうです。
本場の台湾の味が味わえるメニューの数々

さっそくお店の看板メニュー「豆花」をいただきます。現地で使用されている材料を使用し、本場の味を再現したメニュー。台湾出身のスタッフが「この味が日本で食べられるなんて!」と感動したそうです。
今回はタピオカ、芋圓、仙草ゼリー、緑豆、ハトムギ、みかん、いちご、ピーナッツ(花生)の8種をトッピングした「デラックス豆花」(980円)をオーダー。店頭で作られる豆花はとろけるようになめらかで、さまざまな味や歯ごたえのトッピングも楽しく、満足度が高い一品です。トッピングは13種類のなかから日替わりでラインナップが入れ替わるそうです。シロップはきび糖、生姜ジャスミン、黒ごまの3種類のほか、期間限定のものも。過去には「ぜんざい豆花」や「いちごミルク豆花」が好評だったそうです。

台湾の定番料理「魯肉飯(ルーローハン)」(990円)は、食事メニューでは人気ナンバーワン。お店でじっくり煮込んだ豚肉からは、ほのかに五香粉の香りが感じられます。噛むほどに豚肉の旨味が感じられ、しっかりと絡んだ甘辛いタレの味わいもたまりません。

「鹹豆漿(シェントウジャン)・油条(ヨウティアオ)セット」(850円)は台湾の定番の朝ごはん。鹹豆漿は豆乳に黒酢を入れておぼろ豆腐のように固めたもので、ほろほろとしたやさしい食感です。大根のシャキシャキ感とエビの出汁のコクが感じられ、サクサクの揚げパン・油条との相性も抜群です。
ランドリーも隣接! 地域の人々のコミュニティの場

「JS(日本総合住生活)」と「Smile(笑顔)」を組み合わせた店名には、「笑顔になれてホッとできるような親しみやすい場所を、地域の方々の暮らしに届けたい」という思いが込められているそうです。
「カフェの隣にあるコインランドリー『JSmile Wash』の空間と統一感をもたせているので、お洗濯の待ち時間にも気軽にご利用いただいています」と中村さん。

隣接のコインランドリーを500円以上利用すると、カフェの飲食が10%割引になるうれしいサービスも。また、カフェやコインランドリーを利用する場合、団地商店街の提携駐車場を90分間無料で利用できます。
地域に住む方々のコミュニティの場であり、本場台湾グルメも楽しめる「J Smile CAFE」。航空公園への散歩や台湾グルメ巡りの際に訪れてみてはいかがでしょう。
※価格はすべて税込
※営業時間、販売商品、価格などが変更になる場合がございます。