希望に応える"生徒さんファースト"のレッスン
マンションの一室で水曜日・土曜日に開かれる「今ちゃんのパン教室」。レッスンは1回完結型のため、自分のペースで好きな回数だけ受講できます。
初めての方には、シンプルな基本のパン2種類の作り方を学べるお試し体験レッスンもあります。
もともとは専業主婦だったという、講師の今澤順子先生。子育て中にママ友に誘われて公民館のパン教室に通い始めたのがきっかけで、講師の資格取得に至ったそうです。
「うちの特徴は、生徒さんの希望が通りやすいこと。『こういうパンを作ってみたい』『あの味を家で再現したい』といったリクエストにはできる限り応えますし、できるようになるまで付き合います。生徒さんファーストの教室なんです」
シンプルな工程で楽しみながら作れる
今回教えていただくパンは「ガーデンフォカッチャ」と「チョコレートのちぎりパン」の2種類です。
まずはフォカッチャ作りからスタート。フランスパンに使われる準強力粉「リスドォル」を他の材料と混ぜ合わせ、粉っ気がなくなったら30分寝かせておきます。
次はチョコレートパンの作業へ。
国産小麦粉「キタノカオリ」に純ココアなどを加えて発酵させた生地を先生が用意してくれていました。この生地を30gずつに切り分けていきます。
16個の生地ができるので、1個ずつ丸めていきます。指でつまんだり、台の上で転がしたり、丸める手順は先生がていねいに教えてくれるので初心者でも安心です。
寝かせ終わったフォカッチャの生地を軽く混ぜ、型に流し込んで平らに伸ばします。「今回は四角い型を使っていますが、おうちにケーキ用の丸い型があれば、それでも大丈夫ですよ」とのこと。
生地の弾力が強く、端まで広げるのにひと苦労。これも小麦粉の質が高い証拠だそうです。
ミニトマト、カラーピーマン、ブロッコリーを乗せます。自宅で作る場合、野菜はお好みでOK。ローズマリーやタイムなどのハーブや、きのこ類もおすすめだそうです。
オリーブオイルをかけ、塩・コショウ・ガーリックパウダーで味付け。仕上げ発酵を待ってから、オーブンで焼きます。
焼いている間に、再びチョコレートパンの作業へ。生地を平らに伸ばし、クーベルチョコを乗せ、お好みでクランベリーやアーモンドも加えて包み込みます。
16個のパンを型の中にぎっしりと並べます。焼いて膨らむとパン同士がくっついて、大きな四角いちぎりパンになります。
仕上げ発酵後、表面に粉を振ってからオーブンで焼きます。
彩り豊かなフォカッチャとふわふわチョコパンが完成!
焼けたパンを見た瞬間の感動は格別でした!
フォカッチャは野菜の彩りが美しく、チョコレートパンはふっくらと膨らんで、きれいにくっついています。
最後は試食タイム。パンだけでなく、サラダやデザート、コーヒーなどが付く充実ぶりです。試食するパンは今澤先生が焼いてくれたもの。自分で焼いたパンはまるごと持ち帰りできます。
フォカッチャは絶妙な塩加減で、野菜の甘みとオリーブオイルの風味が口の中に広がります。チョコレートパンは、ふんわりした生地の中でとろけたチョコレートとクランベリーの相性が抜群でした。
試食中は生徒さん同士のおしゃべりタイムでもあります。
「ご近所や友達には言いにくいことも気軽に話せる、秘密基地のような場になっています」と今澤先生。パン作りだけでなく、人とのゆるやかなつながりが楽しめる居心地のよさも人気のようです。
「パン作りは難しいと思っている方が多いですが、簡単なものもあるので、気軽にチャレンジしてみてください。教室では、本や動画を見るだけではわからないちょっとしたコツをたくさんお教えします」
おいしいパンを自分で焼ける喜びを味わいに、ぜひ訪れてみてくだい。
※価格はすべて税込
※営業時間、体験内容、価格などが変更になる場合がございます。