迫力の飛行機ビューに大興奮!
思わず「おおっ」となるこの眺め。道路を挟んだ目の前には、所沢航空記念公園に展示された飛行機がドドンと鎮座している。迫力ある機体に心を奪われていると、「お子さまや航空ファンの方はとくに興奮されますね」と、店主の新井悠歩さんが出迎えてくれた。
このロケーションが堪能できるテラス席は、やはり人気とのこと。公園散策の途中、こちらに腰を落ち着けたときの気分は格別だろう。
木をふんだんに使った店内も居心地が良さそう。大きくとられた窓も解放感がある。取材時には読書にふける一人客や、女性の2人客が思い思いにくつろいでいた。近所の人の憩いの場としても重宝されているようだ。
ハーブが秘めるポテンシャルを知る
「Re:4」の主役は本格ハーブティーだ。学生時代に始めた家庭菜園をきっかけに、ハーブの効能や香りの魅力に惚れ込んでしまったという新井さん。「日々の選択肢のひとつとして、もっとハーブティーを飲んでいただきたい」と、2016年にこのカフェを開いた。
メニューにはカモミールやペパーミントなど、20種類以上のハーブを独自に配合したブレンドティーがおよそ10種類。限定ハーブを使った月替わりのメニューもある。それぞれに効能や味わいなどの説明が書かれているので、ハーブティー初心者も安心だ。
代表的な効能を挙げると、リフレッシュ作用や安眠効果、頭痛や胃もたれの改善など。困った、アレもコレも当てはまりすぎて選べない、といった場合もおまかせを。ブレンドが可能なハーブは、そのバリエーションも無限大。2種類や4種類以上を組み合わせた"欲張り"ブレンドのリクエストにも応えてくれる(4種類以上は+100円)。
最初にいただいたのは、美肌効果が高くリピーターも多い「ローズヒップブレンド」(400円)。ビタミンCがたっぷり含まれるローズヒップに、肌の引き締め作用があるローズレッド、さらにデトックス効果の高いルイボスも配合されている。
「おいしいだけでなく、つい写真に撮りたくなる美しさもハーブティーの魅力ですね」(新井さん)
その言葉にも納得の、艶やかなルビー色にうっとり。ひと口すすると、甘く爽やかな香気がふわりと広がる。ほのかな酸味が喉を通るたびに、スーッと身体が浄化されていくようだ。
ハーブを使ったスイーツや食事も豊富
こちらはドリンクのみならず、ハーブを取り入れた自家製スイーツや料理にも力を入れている。
おすすめは「ラベンダーシフォンケーキ」(500円)。きめ細やかな生地はラベンダーのやさしい香りに包まれ、その食感はふわっと軽やか。リラックス効果のある「カモミールブレンド」(400円)とともに味わえば、しばし時間が止まったように感じた。
ランチセットは名物の「特製ローストビーフ丼」(950円)が人気。こちらで使用する牛肉は、ハーブの1種であるオレガノ入りの飼料で育った「オレガノビーフ」。モモの部位の中でも、とくに柔らかい「シンタマ」の部分を使う。
しっとり柔らかなローストビーフに絡みつく黄身と、濃密な醤油ダレが染みたご飯の旨さたるや! ビーフ、ご飯、ビーフと交互にやれば、最後の米ひと粒まで夢中でかきこんでしまう。
今後はハーブを使ったせっけんやバスソルトなど、オリジナルのハーブ雑貨も手掛けていきたいとのこと。
満腹で帰る頃にはハーブの知識も増え、心身のリセットも完了だ。すっかりハーブの魅力に開眼させられた今回の取材。再びこちらへ訪れるときには、あらゆる巡りが良くなっているはずだ。
※価格はすべて税込
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※写真、記事内容は取材時(2018年10月11日)になります。