ショーケースいっぱいに並ぶフルーツサンドに心が躍る

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水色の地に、十字を丸で囲んだマークが「タナカフルーツ」の目印。オーナーである田中海斗さんの「田」の文字をモチーフにしたものだそうです。

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お店の入口には「田中果実」という表札が立てかけられています。その表札のとおり、「タナカフルーツ」は果物屋さんが運営するフルーツサンドのお店。

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店内に足を踏み入れると、ショーケースいっぱいに並ぶ色鮮やかなフルーツサンドが見えます。お店の中は次から次へと訪れるお客さまでいっぱい。営業時間は10時~18時ですが、売り切れ次第終了となるため早めに訪れるのがおすすめです。

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「タナカフルーツ」の本店はみずほ台にあり、川越店は2号店。代表の田中海斗さんは、埼玉県内に10店舗あるスーパーマーケット「田中青果」も営んでいます。

「祖父が果物屋をやっていて、父の代でスーパーマーケットの形態になりました。3代目として僕が受け継ぐにあたって、田中家のルーツでもある果物を生かした商品を作ることできないかと考えたんです」と、田中さん。

初来店ならまずは「MIX」をお試しあれ

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「タナカフルーツ」のフルーツサンドに使用しているパンは、田中さんの出身地・みずほ台にある「こんがり亭」の食パン。国産小麦にこだわって作るパンは無添加で体にやさしく、冷蔵庫に入れてももちもち感が持続するのが特徴です。

また、生クリームは1カ月におよび試作を繰り返し、ようやく納得のいくものが仕上がったという自信作。「フルーツサンドの主役はあくまで果物ですので、クリームが甘すぎても、こってりしすぎてもダメなんです」と当時を振り返り、田中さんは語ります。

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初めて訪れて何を選ぼうか迷ったら、「タナカフルーツ」で人気の味わいが集結した「旬のMIX」(680円)をチョイス!

MIXにはいろいろな果物が入っているので、まずはそれを召し上がっていただいて、その中で『この果物が好きだな』と思ったら、次回はその種類のサンドイッチを食べてもらえたらうれしいです」と田中さん。

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フィリピン産のパイナップルを贅沢に使った「ハニーグローパイン」(550円)は一番の人気メニュー。大きめにカットしたパイナップルは甘みがたっぷりで、さっぱりとしたクリームと調和するとおいしさが倍増します。

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旬の味覚からは「シャインマスカット×ナガノパープル」(1,380円)。梅雨シーズンの雨をたくさん吸収した後、真夏の太陽を浴びて甘みを凝縮したブドウは夏ならではの濃厚な味わい。ブドウの中でも高級品として扱われる2種類のブドウを満喫できます。

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夏メニューからもうひとつご紹介するのは「幸水」(700円)。お中元の品としても人気がある高級な品種の梨がごろんと入った、ちょっとめずらしいフルーツサンドです。しゃきしゃきとした食感が楽しく、たっぷりの果汁と生クリーム、もちもちのパンが組み合わさったときのおいしさは格別です。

果物愛が止まらない「タナカフルーツ」の次なる試み

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「タナカフルーツ」で使う果物は、田中さんが毎朝3時に市場に出かけて仕入れています。店頭ではみずみずしい生の果物も取り扱っていて、取材に訪れた時にはシャインマスカットやナガノパープル、ぷりっとした桃などが並んでいました。

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「果物に関連した商品でしたら、いろいろと作ってみたいと思っています。最近はバナナとミルクのシェイクを作ってみたところ、とても好評でした。次はゼリーを作ろうかなと考えています」と、田中さんのチャレンジ精神はとどまるところを知りません。

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食べるのが惜しくなるほど美しく、写真映えもすることから、SNS上でも話題になっている「タナカフルーツ」のフルーツサンド。川越観光のおみやげやちょっと贅沢なおやつに、ぜひ選びたい一品です。

※価格はすべて税込
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