地元の人たちにとっての"憩いの場"を目指す
2021年10月にオープンした「パティスリー ラヴニール」。ラヴニールはフランス語で「未来」という意味があり、「お菓子でお客さまに笑顔と感動を届けたい」「地元の方の憩いの場になってほしい」という未来への思いが込められています。
お話を伺った店長の吉田さんも、「お客さまのほとんどがご近所の方で、地元の方に愛されていると感じます。常連さんも多く、毎週決まった時間に決まったメニューを召し上がっていかれる方も。こちらも『いつものにされますか?』という感じで、そんなやり取りができるのも幸せなことです」と笑顔を見せます。
ケーキにアフタヌーンティー、ランチまで。こだわりの味がずらり
ショーケースには常時約20種類のケーキが並びます。定番のものから季節の素材を使った限定品まで、目にも美しいケーキの数々に心がときめきます。
「甘いものやさっぱりしたものなど、ケーキの中でもみなさん好みがありますよね。どんな方もお気に入りが見つかるよう、いろいろな味わいや素材のケーキを用意しています」と吉田さん。
お店のイチオシは、オープン当初から変わらぬ人気の「フランボワーズショコラ」(850円)。濃厚なチョコレートムースの中には、風味豊かなピスタチオのクリームとスポンジ生地、甘酸っぱいフランボワーズのソースが入っています。ひと口食べれば、ムースの滑らかな舌触りと濃厚で上品な味わいが広がり、たちまち贅沢な気分に! つやつや輝く美しい見た目も特別感があり、お祝いや手土産にもぴったりです。
こちらは、食べるのがもったいないほどキュートな「フロマージュクリュ」(550円)。
「当店のビルに小児科が入っていることもあり、お子さま連れのお客さまも多いです。せっかくならお子さまにも喜んでもらいたいと、もともとあったレアチーズケーキをくまさん型にしました」と吉田さん。お子さまにも「かわいい!」と大好評!
焼き菓子コーナーには、動物型のフィナンシェやハート型のサブレなど常時約25種類がラインナップ。狭山市の名産「狭山茶」を使ったケークは、地元らしさがたっぷりで手土産にもおすすめです。
「詰め合わせだけでなく、全種類ばら売りもしています。自分用に選ぶのはもちろん、贈る相手のことを考えて選ぶ時間も楽しんでいただきたいです」と吉田さんは話します。
店内には全14席のイートインスペースがあり、ケーキセットやフードメニューなどを店内でいただけます。ケーキ屋さんでありながら、ランチメニューも充実。内容は時期によって異なりますが、取材時(2024年8月)はパスタやピザ、ドリアなど7種類から選べました。
「調理学校出身のスタッフもいるため、お客さまにおいしい食事も楽しんでいただこうと、ランチを提供しています。ハンバーガーのバンズやピザの生地はお店で手作りしています」とのこと。
こちらは、生ハムがたっぷり乗った「生ハムとアボカドのカッペリーニ」(ドリンク付き1,100円)。レモンの風味がふわっと鼻を抜けるさわやかな味わいで、さっぱりといただけます。
完全予約制でアフタヌーンティー(ドリンク付き1名2,500円。写真は2名分)の提供も。ひと口サイズのスイーツやセイボリーを楽しめる、「ラヴニール」の魅力がぎゅっと詰まった贅沢なメニューです。誰かと一緒に食べるのはもちろん、1名から利用できるのも嬉しいポイント!
アフタヌーンティーの内容は季節によって変わります。撮影に伺った8月は、さわやかなレモンクリームがたっぷり入った「レモンのエクレア」をはじめ、「はちみつレモンのジュレとパンナコッタ」、「海老と枝豆のキッシュ」などの9種類をいただきました。
沿線の人にも来てもらえるよう、チャレンジを続けたい
地元の人に愛される「パティスリー ラヴニール」。これからのことを吉田さんに伺うと、「いろいろ欲張りなケーキ屋さんで(笑)。お客さまに喜んでもらいたいという一心で、アフタヌーンティーやランチ、コース料理のディナーなど、ケーキ屋さんというくくりにとらわれず、いろいろなことに挑戦してきました。近隣の方だけでなく、沿線の方にも足を運んでもらえるお店を目指して、これからも進化していきたいです」と、穏やかな笑顔で話してくれました。
どんなシーンでも本格的な味で心を満たしてくれる「パティスリー ラヴニール」で、癒しの時間を過ごしてはいかがでしょうか。
※価格はすべて税込。
※営業時間、販売商品、価格等が変更になる場合がございます。