昭和レトロな空間で家庭的なおもてなし
昔ながらの商店や住宅が並ぶ町家通りに面した「レストラン タジマ」。1971年に創業して以来、手作りハンバーグのお店として50年以上愛され続けています。
お店を切り盛りするのは、田島さんご一家。左から長女の葉子さん、店主の豊さん、妻の日出子さん、次女の弘子さんです。店主の豊さんが、箱根の富士屋ホテルで修行し、実家の食料品店を改装してレストランを開いたのが始まりだそう。
店内は長年使われてきた木製の椅子やテーブル、ステンドグラスの装飾などが配され、昭和レトロな落ち着いた雰囲気です。ボックス席もあり、隣のテーブルとの距離があるため、ゆったり食事ができます。おひとりの方、ご家族連れ、お年寄りのご夫婦など、さまざまなお客さまが訪れるそう。
「昔お母さまに連れられて来ていた子が大人になり、今度はご自身のお子さまを連れて来てくれることも珍しくありません。親子三代に渡って利用してくれるなんて、本当にうれしいです。『ただいま』と言って入ってくる常連の方もいらっしゃるんですよ。そういう方には『いってらっしゃい』と見送っています」と葉子さんは話します。
ジュウジュウ焼きたてを! 秘伝のソースがおいしい自家製ハンバーグ
看板メニューのハンバーグは、豚と牛のかたまり肉を毎朝直挽きして作っています。ハンバーグにかけるのは、創業以来つぎ足して作っているオリジナルソース。家族にも作り方を教えていない、店主の秘伝のレシピだそう。
メニューのなかで一番人気はライス付きの「サービスハンバーグ」(880円)。チーズハンバーグに自家製タルタルソースが添えられたクリームコロッケが付いてきます。時間帯に関係なくこの価格でいただけるので、お得感満点です。
ハンバーグのサイズはスタンダードな150g、少し大きな250g、500gのジャンボハンバーグをご用意。ハンバーグは増量100gにつき、プラス280円でサイズを変更できます。ソースもオリジナルソースのほか、トマトソース、おろし風醤油ベースの和風ソースから選べます。
ハンバーグの他にも「ナポリタン」(880円)や「生姜焼きライス」(990円)、「ポークカツライス」(990円)などのメニューが。冬季限定の「カキフライセット(ライス、お味噌汁、お漬物付き)」(1320円)も毎年楽しみにしている方が多い人気の品です。
食後にいただきたいのは、「チョコレートパフェ」(650円)、「バナナパフェ」(650円)、「クリームソーダ」(650円)などのデザート。お食事の方は、ドリンクとデザートは100円引きになります。
小学生以下のお子さまのために用意されているのが、キッズメニュー。「お子さまハンバーグ」(510円)や「お子さまパフェ」(350円)、「お子さまドリンク」(150円)などで大人と同じ味をいただけるので、小さいお子さまも大満足ですね。
小学2年生の女の子が「レストラン タジマ」のハンバーグのおいしさを作文に書いてくれたり、子どもたちがお手紙をくれたり、お子さまのファンも多いそう。老若男女に愛されている、まさに地元のソウルフードです。
77歳シェフはまだまだ現役。夢はお孫さんと厨房に立つこと
最後に、葉子さんに今後の目標を伺いました。
「うちのお店はお客さまに恵まれていて、いつも来てくれるお客さまのことは家族のように思っています。これからも『タジマ』でお食事をしてくださった方に、楽しくほっとできる時間を過ごしてほしいですね。77歳の店主はまだまだ現役で調理場に立っています。高校生になる私の息子の夢は、プロ野球選手とお店に立つことなんです。それを聞いた店主はいつか孫と一緒に厨房に立つまで頑張りたいと言っています」
創業以来変わらぬ味でお客さまに愛されている「レストラン タジマ」の手作りハンバーグ。これからもさまざまな世代の人に幸せな味を提供し続けてくれることでしょう。
※価格はすべて税込
※販売商品、価格などが変更になる場合がございます。