目指すのは小さな専門店。心のままにお菓子を選んでほしい

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緑がたくさんのテラスを抜けると現れるのが焼き菓子専門店「La chic」と併設のカフェ「Terrier de La chic」。白い壁に赤い縁取りの窓が愛らしく、フランスの田舎町にあるお菓子屋さんのような雰囲気を感じさせてくれます。

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焼き菓子はすべて、オーナーパティシエの垣坂さんがひとりでつくっています。製菓の専門学校を卒業後、都内のパティスリーで働き、大手カフェの立ち上げに関わったのち、満を持して2018年にご自身のお店「La chic」をオープン。その2年後にカフェ「Terrier de La chic」を誕生させたそうです。

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オーナーの理想の焼き菓子店は「人とのつながりを大事にしている個人店」。そのため、人気が出ても店舗を拡大するのではなく、目の届く範囲で、真摯においしいものをつくり続けたいのだとか。保存料を使っていない安心でおいしい焼き菓子は評判を呼んでいます。
「食べていただく方へ思いを込めてつくりたいので、どうしてもつくり手の顔が見える接客をしたかったんです。ショーケースに並べる焼き菓子は約15種類。お客さまらしいセレクトができるように商品をそろえています」と語ります。

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お店のファン投票で一番人気の焼き菓子が、「魅惑のレーズンサンド」です。しっかりとした食感のサブレの間にサンドされているのは、特別なバターを使用したバタークリームとラム酒漬けにしたレーズン。ひと口食べれば、ラム酒とバターの香りが口いっぱいに広がります。

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「マウンテンパウンド」も人気。けしの実のプチプチとした弾ける食感が楽しめる一品です。ふんわりとしたパウンドケーキの中に広島レモンのクリームチーズが入っており、爽やかな味わい。
また、土日には旬の食材を使ったパイやタルト、祝日にはマフィンが登場。休日の特別なメニューもチェックしてみてくださいね。

絵本を読みながらおやつをいただく、くつろぎの時間

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絵本のなかのような世界観をつくり出すため、カフェ「Terrier de La chic」はインテリアにもこだわっています。店内に飾られているドライフラワーは、生花から準備してつくったものも。フランスのナポレオンチェアや日本のアンティーク家具、イギリスの学習机などの骨董品もクラシカルな味わいを醸し出しています。きのこの写真やうさぎのオブジェなど、絵本から飛び出たような小物に思わず笑みがこぼれてしまうはず。

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お店のメニューは、なんと1冊の絵本に書かれています。ページを繰るごとに焼き菓子やドリンクの名前が登場するので、ワクワクが止まりません。「小さいお店なので、店内は4名ほどでいっぱいになってしまいます。1人か2人で来て、ゆったり過ごすのがおすすめです」とオーナー。

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カフェで過ごすときのもうひとつのお楽しみが、店内に置かれた絵本。こちらの絵本は、国分寺の絵本・児童書専門店「おばあさんの知恵袋」にお願いをして、「La chic」らしい作品を選んでもらったものだそう。静かな空間で焼き菓子をいただきながらおとぎ話を読み進めたら、不思議な世界に迷い込んだような気分になれそうです。

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カフェでは焼き菓子と合わせてドリンクもいただけます。おすすめは、ラベンダーの甘い香りがふわりと広がる「ラベンダーハニーレモネード」や、マリアージュ フレールのフレーバーティー「マルコポーロ」。秋冬限定で「栗かぼちゃのポタージュ」も登場します。SDGsの観点から、テイクアウト用の使い捨てのカップは用意していないそう。マグなどを持参するかタンブラーなどを購入すれば、ドリンクもテイクアウトできます。

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観葉植物がおしゃれに飾られたテラス席も10席ほどあるので、気候の良い日は外でいただくのもおすすめです。ご近所の方は犬の散歩がてら訪れる人も多いそう。駅前という立地ながら、お店の目の前に農地が広がり、景色は抜群。のどかな風景を眺めつつ、おいしい焼き菓子を頬張りながら過ごせば、日々の喧騒を忘れさせてくれるはず。ほっとひと息つきたいとき、特別な焼き菓子をいただきに訪れてみてはいかがでしょう。

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