地元産の木材をふんだんに使用した店内

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銀座通りにある商店街の一角に店を構えるのが「PICCOLA NAPOLI(ピッコラ ナポリ)」です。ガラス越しに見える水色のピザ釜が目印です。

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2024年1月にオープンしたというお店に一歩足を踏み入れると、まだ新しい木の香りがふんわりと漂います。「店内には飯能市特産の木材である西川材をふんだんに使用しました。床のタイルや照明はイタリアのものです」と話すのは、店主でありピッツァ職人の岡部拓さん。

自然光が差し込む明るい店内にはテーブル席とカウンター席が並びます。6人以上で来店する場合には、8人掛けの半個室もあり、小さなお食事会にぴったりです。

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前職のパン屋兼レストランでナポリピッツァを扱ったことが、岡部さんとナポリピッツァの出合い。「作るのが楽しそうだったのと、何よりピッツァ職人の姿がかっこよかったんです」と岡部さんは話します。

それからナポリピッツァレストランや本場ナポリで修行を積み、地元である飯能市にお店をオープンしました。トレードマークの水色のピザ釜は、ナポリの職人にオーダーしたものを船で運んできたとのこと。

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ランチの時間帯には店主ご夫婦おふたりでお店を切り盛り。夜は家族連れのお客さまをはじめ、お酒好きなお客さまもいらっしゃいます。

水色のピザ釜で90秒!あっという間にナポリピッツァが完成

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生地の材料は小麦粉、水、酵母、塩の4つだけというのがナポリピッツァの特徴。「生地となる小麦粉、塩、生地にかけるオリーブオイルはイタリア産で、ナポリでも使われているものを使用しています」と岡部さん。

手練の技でみるみるうちに生地を仕上げていきます。

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「薄い生地でふちがふっくらしているのがナポリピッツァの特徴。具材を乗せたら釜に入れて90秒で焼き上げます」。

高温の釜に入れて短時間で焼くことで外はカリッと、中はもちっとした食感が出るのだそうです。

本場ナポリを彷彿とさせる本格ピッツァが勢揃い

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ナポリピッツァといえば、定番「マルゲリータ」(1,700円)。コクのあるトマトソースにさっぱりしたモッツァレラチーズ、香りのよいバジルが散らされています。焼きたてをいただくとチーズがとろりと溶け、モチモチした生地との相性が抜群。28㎝サイズのピッツァがあっという間になくなります。

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岡部さんが修行していたナポリのお店にもあったという「ポポロ」(2,000円)は、サラミ、マッシュ―ルーム、ミニトマト、オリーブ、にんにくがゴロゴロ乗ったピッツァ。チーズはのっていませんが、オリーブオイルとにんにく、ペッパーによるコクのある味わいがイタリアワインに合う1枚です。

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日替わりメニューの「前菜の盛り合わせ」(1人前1,700円~)もおすすめ。この日はカツオのカルパッチョ、冷製カポナータ、ドライトマトのマリネ、ズッキーニのグリル、紫キャベツのマリネ、モルタデッラ、サラミと7種類の味を少しずつ楽しめる一皿。国産の旬野菜を使用し、どれも素材の味が際立つ仕上がりです。

自然豊かな飯能市にある、"小さなナポリ"

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店名の「PICCOLA NAPOLI」は"小さなナポリ"という意味。ピザ釜をはじめ、ピッツァ作りに使用する器具類、レジにあるキャッシュトレイなどもすべてナポリ製で、まるでナポリにいるような気分を感じられます。

「飯能は山も川もあって自然を身近に感じるエリアです。最近では、地元の活きのいい野菜を使うことも増えてきました」と岡部さん。毎年夏に駅周辺で行われる飯能夏まつりにも初めて出店し、地元の人々との交流を育んでいます。

飯能駅から歩いてすぐのナポリピッツァのお店「PICCOLA NAPOLI」。飯能育ちの木々の香りに包まれながら、ナポリの風を感じてみませんか?

※価格はすべて税込。
※営業時間、販売商品、価格等が変更になる場合がございます。