日替わりの鮮魚料理と、独自セレクトの日本酒は相性抜群
住宅街の中で、青いテント看板がぱっと目を引く「鮮魚と日本酒 酒肴あじ彩」。気取らない雰囲気の居酒屋ながら、新鮮な海の幸を中心に、産地や旬にこだわった食材を使った料理がラインナップされています。
人気の「刺身盛り合わせ」(一人前〜1,100円)は、5〜6種類の季節の魚(写真は大トロサーモン、イワシ、アジ、マグロの切り落とし、サワラのあぶり、ブリ)が盛り付けられていて、量もたっぷり。魚好きを満足させること間違いなしの一品です。
通常メニューのほか、お店の壁のホワイトボードに書かれている日替わりの「オススメ逸品」も。うまみたっぷりでやわらかな「ハマグリの酒蒸し」(600円)をはじめ、その日の仕入れにより8〜9種類の料理が用意されています。
お店を切り盛りしているのは、高野稔さんと彩花さんのご夫婦です。17年ほど居酒屋に勤務して調理を担当していた稔さんと、同じ職場で働いていた日本酒好きの彩花さんが、結婚を機に独立。「得意な鮮魚料理を気軽に楽しんでもらいたい」という稔さんと、「和食に合う、いろいろな日本酒を知ってほしい」という彩花さんの二人の思いを込めて、このお店を立ち上げました。
稔さんが豊洲市場からこだわって仕入れる食材を使った料理と、彩花さんが全国から厳選して提供する日本酒は相性抜群。日替わりのオススメ料理や週替わりの日本酒もあり、頻繁に通っても常に新しい味に出合える工夫がされているため、週に何度も通う常連さんもいるのだそうです。
幅広い人に来てほしいから、肉料理やご当地メニューも
稔さんが担当する料理は鮮魚だけでなく、生魚が苦手な方や、お腹いっぱい食べたい方、家族連れの方などにも楽しんでもらえるメニューをそろえています。
ボリュームたっぷりの「チキン南蛮」(690円)は、具をゆで卵と玉ねぎだけにしたシンプルな自家製タルタルソースで、お子さまから大人まで幅広く喜ばれる味に仕上げているそうです。
「じゃがバター 〜塩からのせ〜」(590円)は、北海道でお馴染みの食べ方を取り入れた一品。ホクホクのじゃがいもにとろりとしたイカの塩辛がマッチしたクセになる味で、人気の高いメニューだそうです。
「『自分たちが食べてもらいたい料理だけでなく、お客さまが食べたいと思う料理を出したい』という気持ちが根本にあるんです。ですから、材料さえあれば『こういう料理を作ってほしい』というリクエストにも応えますよ」と稔さん。
思わずオーダーしたくなる、個性的な日本酒がラインナップ
彩花さんがセレクトし、週替わりで提供される日本酒は6種類。ちょっとめずらしい銘柄も日本酒好きの心をひきつけます。「お客さまの好みや料理の味に合わせやすいよう、辛口・中口・甘口など、バランスを考えて選んでいます。リーズナブルに提供できることも大事にしていますね」と彩花さん。
この日用意されていたのは、「純米DRY 火入れ 流輝」(一合1,070円、グラス750円)、「芳醇純米 自然郷」(一合1,150円、グラス790円)「純米夏辛 凌駕」(一合1,030円、グラス720円)。いろいろな味わいを試したい人には「三種飲み比べ」(1,100円)がおすすめだとか。
自分たちが大好きな料理や日本酒で、お客さまに喜んでもらいたい。稔さんと彩花さんのお二人からは、そんな気持ちが伝わってきます。営業中にお二人がつけている木彫りのネームプレートのネックレスは、前職のお客さまのお手製だそうで、人との繋がりを大事にされるお人柄が感じられました。
すでに地元の人たちから愛されているお店ですが、「もっと多くの人に知ってもらいたいです」と稔さんと彩花さん。お二人の料理やお酒への愛情がつまったこちらへ、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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