こどもからおとなまで、みんなにやさしく心地よい図書館カフェ
武蔵境駅の南口を出るとすぐに見えてくる、楕円形の窓が印象的な「武蔵野プレイス」。図書館機能をはじめとして「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」などの機能を併せ持った複合機能施設です
地下1階が図書館のメインライブラリーで、1階には約600タイトルの雑誌や新聞の最新刊が並びます。2階には親子や家族で一緒に読書を楽しめるスペースも。
そんな「武蔵野プレイス」の、1階中央のオープンスペースにあるのが「カフェ・フェルマータ」。店内は外観と同じく曲線を多く用いたおしゃれなデザインで、白い天井とやさしい照明が落ち着いた雰囲気を演出します。広々とした空間にテーブル席とカウンター席がゆったり配置されています。
お話を伺ったのは、フードコーディネーターの岡島さん。
「図書館なので、お子さまからご年配の方まで、さまざまな年齢層の方がいらっしゃいます。どんな方もゆったり過ごしていただけるメニュー構成や雰囲気づくりを心掛けています」
店内はバリアフリーで通路も広いため、ベビーカーや車椅子でも安心。お子さま用の椅子や絵本、おもちゃも充実していて、親子連れの方にも親しまれています。
そしてこのカフェの大きな特徴は、図書館内の本を持ち込めること。
「ここは図書館の一部ですが、みんなが集まって会話を楽しむこともできる場所です。本を広げて仲間と一緒に旅行の計画を立てているお客さまもいらっしゃって、魅力的な過ごし方だなと感じました」 と岡島さん。
野菜がたっぷり。おいしさもバランスもこだわった自家製のお惣菜
「カフェ・フェルマータ」では、手作りのお惣菜をはじめとしたこだわりのランチや、おいしいスイーツ&ドリンクが楽しめます。
人気の「日替わりデリプレート」(1,250円)は、パン2個とサラダ、スープに加えて、店内で作られた無添加のお惣菜が日替わりで5種類盛り付けられています。取材日のお惣菜は、キャロットラペ、切り干し大根の和風サラダ、スパイシー豆サラダ、ハム、枝豆のオムレツ。多品目で栄養バランスも抜群です。
「一番人気があるのは、サラダのドレッシングかもしれません」と岡島さん。人参と玉葱でつくったドレッシングはほんのり甘みのあるやさしい味わいです。
もうひとつの人気フードメニューは、"甘じょっぱさ"が味わえる「ソーセージエッグパンケーキ」(1,200円)です。
厚めでもっちりとした食感のクラシカルなパンケーキは、きび砂糖で作った自家製のきびとうシロップをたっぷりかけていただきます。食べごたえ抜群でありながら、生地にお豆腐を使っているためヘルシーなところもうれしいポイント。
スイーツメニューでは「自家製プリン」(580円)が一番人気。たまごの風味が感じられる固めのプリンと、しっかりコクのある生クリーム、ほどよい甘さのカラメルが相性ばっちりです。
「プリンの材料はきび砂糖、牛乳、卵とシンプルです。体にやさしい材料を使って、お店で丁寧に焼くことがこだわりです」と岡島さん。
ラテアートが愛らしい「カフェ・ラテ」(550円)は、ゆったりとしたカフェ時間の名パートナー。スイーツのお供にもぴったりです。三鷹市の焙煎所「TINY PONTA COFFEE」から仕入れた豆を使ったデカフェのメニューも揃っているので、カフェインを控えたい方にもおすすめ。
活動後にもう一小節。余韻が楽しめる、気軽なコミニティカフェ
店名の「フェルマータ」は音楽記号で「ゆったり長くのばす」を意味します。本と食事を楽しんでいただくことはもちろん、館内での市民活動や生涯学習活動などを終えたあとに仲間とのコミュニケーションや余韻を楽しめる場所として、「武蔵野プレイス」の構想当初から中央にカフェをつくることが考えられていたのだそう。
「フェルマータ」にはもうひとつ、イタリア語で「バスの停留所」という意味もあります。「地域の人たちが気軽に立ち寄れるお店であること」もお店の大切な想いです。
知的な空間で思い思いの過ごし方ができる「カフェ・フェルマータ」。本が隣にあるカフェで、あなたの日常に新しい旋律を奏でてみませんか。
※価格はすべて税込
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