バルセロナ発のキャンディ専門店、日本1号店は中野に
商店街の中心部に位置する「パパブブレ中野店」は、水色の壁や季節の飾り付けが可愛らしい建物が目印。店内に入るとカラフルなキャンディがずらりと並びます。
現在は都内を中心に全国15店舗を構える「パパブブレ」ですが、実はスペイン・バルセロナが発祥の地。創業者の菅野さんがバックパッカー時代にスペインで出会った飴細工に感銘を受け、その技術を習得。日本での1号店として2005年6月にこの地にオープンしました。
「バルセロナの本店も中心地から少し離れたところにあります。日本で出店の際、中野の落ち着いた環境に魅力を感じこの場所を選んだそうです」と、広報担当の羽田さんが教えてくれます。最先端のアートキャンディ店ながら商店街の一角に不思議となじんでおり、この日も幅広い世代のお客さまが訪れていました。
定番人気はサクサク感が魅力のオリジナルキャンディ
店内には棒付きキャンディの「ロリポップ」やオリジナルのゼリーグミ「バブレッツ」、お土産に便利な小袋入りの詰め合わせなど、目移りしてしまうほどたくさんの商品が並んでいます。
そんな中でも「パパブブレ」といえばこの袋入りのアートキャンディが定番。サクサクとした食感が特徴的で、口に含むとほろほろと溶け、程よい酸味が後を引きます。
つややかでカラフルなキャンディの中にはイラストや文字が繊細に描かれており、そのバリエーションも豊富です。絵柄のデザインは全て「PAPABUBBLE」のスタッフによるオリジナル。キャンディ職人だけでなく、店頭に立つ販売スタッフもデザインを考案するなど、スタッフが一丸となってキャンディ作りに取り組んでいるのもこのお店ならでは。母の日や父の日、クリスマスやバレンタインなど、季節のイベントに合わせて毎回趣向を凝らしています。
全商品の中で人気No.1は「フルーツミックス」(袋入り530円、ジャー入りSサイズ770円、Mサイズ1,980円)。16種類のフルーツ味がランダムにミックスされています。
羽田さん「ミックスの中でもご自身の好きな味が多く入っていそうな袋を探して購入されるお客さまも多いですね。もちろん単体のフレーバーがお好きな方もいらっしゃるので、フルーツ単品のパックもご用意しています」。
キャンディ工房で製作風景を間近に見られる!
「パパブブレ」の大きな魅力の一つとなっているのは、職人たちによるキャンディ作りのパフォーマンス。中野店には工房が併設されており、店内で販売しているキャンディは全てこちらで作られているので、タイミングが合えばキャンディ作りを見学することができるんです。
羽田さん「多い時は1日6回ほど、こちらで職人たちのパフォーマンスを見ることができます。キャンディづくりの間も話しかけていただいて大丈夫ですので、ぜひたくさん質問してくださいね」。
大きな鍋から熱々の飴を作業台に流し込むと、店内に甘い香りが広がります。固まる前の飴はなんと15キロで、温度は120度! 飴が冷えて固まってしまわないよう、2〜3人がかりで作業を分担しながら行います。計量には計りを使わず、目分量と手の感覚で行うというまさに職人技です。
色付けをしてよく練り、独特のサクサク感を出すためにダイナミックに空気を含ませ、丁寧に形を整え......1種類のキャンディが出来上がるまではおよそ1時間半。手際良く進めていく姿から目が離せません。
完成したのは「THANK YOU」の文字が入ったキウイ味のキャンディ。パフォーマンスの直後には出来立てのキャンディの試食もできますよ。
お客さまに楽しんでいただきたいという気持ちでアートキャンディを作り続ける「パパブブレ」。職人たちのパフォーマンスとお買い物を存分に楽しめる中野店に、ぜひ訪れてみてください。
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