夜でも気軽に入りやすい開放的なカフェ
新宿周辺の繁華街を走る小滝橋通りから小道をしばらく入ったところに「AFTER ALL COFFEE」はあります。真っ白な壁に書かれたお店のロゴが目印です。
元々はダンススタジオだったという店内は鏡張りの明るい空間。
「カフェを開きたいと思った時に、ちょっと飲んだあとにふらっと気軽に立ち寄れるような雰囲気のお店にしたいと思いました。なるべく1階にあって、外から店内がよく見えるようなつくりの場所を探していて、見つけたのがこちらです」と話すのは、店主の眞鍋さん。
ダンススタジオの後、ダイニングバーだったお店のカウンターはそのままに、自分で床を張ったり、机を作るなどカスタマイズしながら、ホッとするような空間に仕上げたそうです。
子どもの頃から「自分のお店を持ちたい」という夢があったという眞鍋さん。パティシエとして働いた後、コーヒーチェーン店に就職し、新店舗のオープンにも携わりました。バリスタ時代には世界規模の社内大会で準優勝を果たしたという腕前の持ち主です。
独立後はさまざまなお店のコンサルティングをしながら、自分のお店の開店準備を進めました。
新宿という場所を選んだのは、食事をするために訪れる人、仕事をしている人、生活している人がバランスよくいるエリアだと思ったからだそうです。
「朝の時間帯は近隣に宿泊している海外のお客さまが多く、みなさんコーヒーを飲んでドーナツや焼き菓子をつまみながら、その日の予定を決めて出かけて行きます」と眞鍋さん。
カウンターにはお酒も並んでいます。アルコールメニューを午前中から提供しているのは、「その時の自分の気分に合うものが飲める空間にしたい。コーヒーやお酒が飲めない人も、誰がいつ来ても『何か飲みたいものがある』という場所でありたい」という眞鍋さんの思いによるもの。
コーヒーもお酒もその時の気分や好みを聞いて、オリジナルの組み合わせで提供してくれます。
その日の気分でアレンジできるドリンクとスイーツ
人気の「カフェラテ」(680円)は、2種類の豆から選ぶことができます。以前眞鍋さんが勤めていた表参道の「Café Kitsuné」の苦味と酸味のバランスの取れた「キツネブレンド」か、「AFTER ALL COFFEE」オリジナルの深みのある豆か、その日の気分でセレクトできます。
「今日は暑いからスッキリめ、疲れた日は濃いめ、というように選んでいただければ」と眞鍋さん。
こちらを目当てに訪れるお客さまも多いという「バスクチーズケーキ」(730円)は、一日に100皿以上オーダーがあるほどの人気メニュー。やさしい甘さのきび砂糖を使用し、小麦粉を一切使わずに作られたチーズケーキは、こっくりとしたリッチな味わいが特徴です。
添えられているフランス産の塩とあらびき胡椒をまぶして食べてみると、あっという間にウイスキーやワインに合いそうな一品に早変わり。その日の気分で食べ方を変えるのもおすすめです。
「バニララテ」(730円)はコーヒーが苦手な方にも人気のラテ。オーガニックのバニラオイルと表面に散らされたバニラビーンズが香り高い一品です。メープルシロップのやさしい甘さが特徴で、リピーターも多いのだとか。
レモングラスとカモミールのオリジナルハーブティ「レモンカモミール」をベースにした「レモネード」(680円)はハーブティときび砂糖、レモンの組み合わせが絶妙な、後味すっきりのドリンクです。「夜まで営業しているので、時間帯的にカフェインをとりたくない方が飲めるものを、と考えて作りました」とのこと。
「やっぱりここだよね」と再び戻ってくる場所でありたい
「AFTER ALL COFFEE」には、一度訪れたら「また来たい」と思わせてくれる魅力があります。ちなみに店名の「After all」は「結局、やはり」という意味。
「いろんなお店に行ってみたけど、『やっぱりここがおいしいよね』とか、『そうそう、これこれ!』と思ってもらえるような食事や空間を作りたい、という思いから名づけました」と眞鍋さん。
楽しいお酒のあとにおいしいスイーツが食べたくなった時や、仕事のあとにホッと落ち着きたい時、ぜひ訪れてみてください。
※価格はすべて税込
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