LINEで送る隣は美術予備校。アートも楽しめるギャラリーカフェ
白くペンキで塗られた壁と、手描きイラストの看板が目印の「lamp」。2005年にオープンして以降、この場所で営業を続けています。
「もともとこの物件は、築45年の民家の一室で資材置場だったんです。カフェを開きたいと思って物件をいろいろ探しているときに見つけました」と教えてくれたのは、店主の北村香里さんです。
店内にはアート作品や雑貨、遊び心あふれるインテリアが並んでいてにぎやか！ 奥にはひとりでゆったり座れるテーブル席や、４人がけのソファ席もあります。「お客さまには自分の家のように気兼ねなく、リラックスしてもらえたらいいなと思っています」と北村さん。
「近所に住むご年配の方から、SNSでホットケーキを知って来てくれた高校生、美術予備校の卒業生もよく来てくれます。常連さん同士で会話が盛り上がることもありますよ。素敵なお客さまたちが通ってくださっていますね」。そう嬉しそうに話す北村さんの明るい人柄が、お客さまを引き寄せているようです。
三段重ねのかわいいホットケーキが看板メニュー！
看板メニューは「lamp ホットケーキ」（500円）。絵本からそのまま出てきたようなかわいらしい見た目の、三段重ねのホットケーキです。今回は、バニラアイスと生クリームをトッピングしました（プラス200円）！
ホットケーキはしっとりともちもちした食感で、食べごたえ抜群です。たっぷりかかったメープルシロップをつけることでお好みの甘さに。
「ホットケーキの生地の食感にはこだわっています。コツは、後からちょっとずつ水分を加えて、固くぱさつかないようにすることです」と北村さん。
フードメニューも充実。今回は「気まぐれ野菜とそぼろのガパオご飯」（850円）をいただきました。
「旬のものを選んでいるので、野菜の種類はそのときどきで変わります」と北村さん。ナンプラーで味付けされたたっぷりの野菜とあっさりしたそぼろは、ご飯によく合います。
フードメニューはどれも850円とリーズナブル。平日の12時～13時は１時間限定ですべてのフードメニューが700円になるという、うれしいランチサービスもあります。
つながりを広げる役割も担ったギャラリー
「隣に『すいどーばた美術学院』という美術予備校があるところもいいなと思って、この場所を選びました。私自身アートが好きなので、何かアートとつながりを持てたらいいなと」。北村さんの言葉通り、店内の壁にはアート作品が並んでいます。展示作品は月に一度変わるのだそう。
ギャラリーを始めたのは2010年ごろのこと。
「きっかけは、美術予備校に通っている方から『絵を描いているので、このお店で展示させてください』と申し出があったこと。展示を見に来るお客さまも、作家さんの知り合いのアーティストであることが多く、作家さんとのつながりがだんだん広がっていきました」と北村さんは話します。
取材にお伺いした際は、イラストレーターの砂糖ゆきさんの作品が展示されていました。砂糖ゆきさんと知り合ったのも、「lamp」に来店いただいたことがきっかけだったそうです。食べ物と動物をモチーフにした、やさしい空気をまとう砂糖さんの作品は、「lamp」の雰囲気にぴったり。入口の立て看板のイラストも砂糖さんに描いてもらったものだそうです。
「アートを身近に感じられるこの場所にお店を構えてよかったです」と話す北村さん。ギャラリーカフェ「lamp」で、ホットケーキやお食事をいただきながら、アートに触れてリラックスできる時間を過ごしてみてください。
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