笑顔がこぼれる居心地の良いスイーツカフェ
店内は木の温もりを感じられるナチュラルで落ち着いた雰囲気。カウンター6席にソファ2席、テーブル18席というゆったりした作りです。天井が高く、大きな窓ガラスから差し込む日差しでより一層開放的な空間になっています。
オーナーパティシエの前田峻行さんは、東京ディズニーランドホテルのレストランでパティシエとして務めた後、2013年に独立して「Re:s cafe bar&sweets リスカフェ」をオープン。2021年にはリニューアルし、パティシエならではのこだわりが詰まったスイーツを提供するカフェとして営業しています。
独立のきっかけを尋ねると、「パティシエとして、自分の作ったお菓子でお客さまが喜ぶ顔をもっと見たくなったんです」と前田さん。そのため、販売のみを行うショップではなく、お客さまがお菓子を食べて笑顔になった瞬間を間近に見られるカフェという形態を選びました。キッチンとの距離が近いカウンター席があるところにも、そんな前田さんの気持ちが反映されているのを感じます。
店名の「Re:s」はメールなどに使われる返信の「Re:」とSmileの「S」を組み合わせた造語。「人を笑顔にし、その笑顔がまた返ってくる場所」という意味が込められているのだそう。笑顔への想いはかわいらしいリスとスマイルマークのロゴでも表現されています。
季節のフルーツをふんだんに使った華やかなスイーツ
「リスカフェ」に訪れたらぜひ食べてほしいのが、一番人気の「季節のミルフィーユ」(単品¥1,600、ドリンクセット¥1,800)。今の季節はいちごがたっぷり9粒も乗った贅沢なミルフィーユを提供しています。
こんがりと焼いたパイは驚くほどサクサクの食感。バニラビーンズが香るカスタードクリームは濃厚ながらすっきりとした味わいで、いちごとよく合います。この日使われていたいちごはクリームとのバランスを考えて選んだ、ほどよい酸味の「とちおとめ」。桃やマスカットなど、旬のフルーツを取り入れながら通年提供されているので、メニューが変わるたびに何度でも味わいたくなる一品です。
「季節のプリンパフェ」(単品¥1,600、ドリンクセット¥1,800)も注文の多いメニューのひとつ。こちらも今の時期はいちごですが、季節によってフルーツを変えて提供しています。今回のいちごはジューシーで甘味の強い「スカイベリー」。レトロな雰囲気の固めプリンは食べごたえ抜群です。頂上のさくらんぼも国産にこだわっているのだそう。
スイーツとのペアリングで人気のドリンクは「アイス・ラッテ」(¥450)。2層に分かれた美しいビジュアルも人気の理由です。華やかなスイーツと並べて写真を撮って楽しむ方も多いそう。
おじいちゃん子だったという前田さんは、祖父の家に訪れるたびに食べていたフルーツが印象に残っているのだとか。
「冬はみかん、春にはいちご、夏にはさくらんぼなど、果物で四季を感じられるのは日本らしくて良いなと思うんです。リスカフェのスイーツでもそんな風に季節を感じてもらえればうれしいですね」。
季節のフルーツにこだわったスイーツは全て店内での手作り。人気のミルフィーユも毎日焼き立てを提供していて、店内はバターの良い香りに包まれていました。
ワンちゃん同伴OK!犬好き必見の愛らしい看板犬も
「リスカフェ」はペット同伴OKのお店。ワンちゃん連れのお客さまも多いそうです。前田さんの愛犬・トイプードルのmochiちゃんも、看板犬として出勤中。店内に入ってすぐのソファ席がお気に入りで、運が良ければ相席ができるかもしれません。
お店はレンタルスペースとしても貸し出しており、パーティーやライブ、撮影などの利用も可能です。過去にはお店全体を使った舞台公演を行ったことも。また、前田さんが直接レクチャーするお菓子教室も開催しています。現在はリクエスト制になっているので、日程やメニューはご相談ください。
さまざまな試みでお客さまを笑顔にしている「リスカフェ」。実はメニューの開発にもお客さまの声が大きく反映されているのだといいます。
「常連のお客さまや、インスタグラムを通して『○○が食べたい!』といただいたリクエストを実際のメニューにすることが多いです。今では定番になったミルフィーユやプリンもお客さまからの要望を形にしたものなので、お客さまにすごく助けられていますね」と前田さん。
スタッフとお客さまとの距離が近く、フランクな雰囲気も魅力的です。居心地の良い空間でおいしいスイーツを味わいに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
※価格はすべて税込
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