多いときは1日300杯も注文が入る人気のうどん店

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百貨店や量販店など大型店舗が軒を並べる池袋駅東口を出て徒歩7分ほど歩いたところにある南池袋東通りへ。商店街ならではの賑わいを見せるその路地沿いに「うちたて家」はあります。

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「うちたて家」はこぢんまりとした店構えですが、吸い込まれるように次から次へとお客さまが店の中へと入っていきます。慣れた様子でカウンター席に座ってうどんができるのを楽しみに待つ常連客、テーブル席にはお腹を空かせた学生やビジネスマンの姿も。多い時には1日に300杯以上の注文が入るという池袋の隠れた名店なのです。

大盛、特盛、1kgという強者向けメニューも

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店内の壁には力強い文字で書かれた店自慢のメニューが掲げられています。中でも一番人気を誇っているのが「肉汁うどん」。「つくね汁うどん」は辛みのアクセントがほしいという常連客に特に人気だそうです。

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注文は店頭にある食券を購入してスタッフに渡すスタイル。普通盛りだけでなく、大盛、特盛、うどん皿2枚分が味わえるメニュー、腹ペコさんを満たす1kgというメニューも!

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「『ラーメン激戦区の池袋でなぜうどんを?』と不思議に思われることもありますが、『うちたて家』のうどんは"毎日食べても飽きない"おいしさを追求していて、それがお客さまに評価していただけているのだと思います」と、店長の青谷さん。

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厨房にはうどんを盛る皿が山のように高く積まれていますが、注文がひっきりなしに入るため、あれよあれよとその山が低くなっていきます。

うどん作りの様子を見るのも楽しい

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「うちたて家」のうどんは武蔵野うどん。通常よりも太い"極太"で、強いコシが特徴的です。食感は"もちもち"というよりも"ムチムチ"という表現が合うほど弾力があり、食べごたえ十分です。

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店舗の前面にある専用スペースでうどんを打ったり切ったりする作業が行われています。うどんの生地は自然豊かな茨城県の自家製麺所で作られ、毎日店舗に届けられます。弾力のある生地を切る作業は相当な重労働ですが、「おいしく味わっていただきたいという気持ちが勝るので、まったく苦ではありませんよ」と、青谷店長は笑顔で話します。

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お湯が煮えたぎる大きな釜に打ちたてのうどんを入れて、表面にふわっと浮き上がってきたらおいしく茹で上がった合図。その瞬間を見逃すことなくすくい上げていきます。

つけ汁を味わう肉汁うどん&冬に人気の煮込みうどん

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「うちたて家」ではできたてのおいしさを楽しんでほしいという思いから、どんなに忙しくてもつけ汁は注文を受けてから1杯ずつ丁寧に作っています。

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一番人気の「肉汁うどん」(普通盛り860円)は、「うちたて家」ならではのつけ汁のおいしさを心ゆくまで味わえるメニュー。噛むほどに甘みが広がっていく極太うどんの味わいがつけ汁によってさらに引き立ち、肉の旨みも楽しめます。

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冬になると煮込みうどんの人気も高まります。「寒い日は8割以上のお客さまが煮込みうどんを注文されます」と、青谷店長。取材に訪れた日は少し肌寒いくらいの気候でしたが、それでも煮込みうどんの注文がどんどんと入ります。

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「煮込みうどん」(1,080円)は、テーブルに運ばれてきてからもぐつぐつ感を楽しめる一品です。白みそと赤みその2種類がありますが、白菜などの冬野菜と相性がぴったりの白みそが人気なのだそう。

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半熟卵の黄身とからめて食べるとおいしさ倍増! 熱さが落ち着いてくるとうどんに味が染みてきて、味わいが変化するのも魅力です。

「うちたて家」は1121時のあいだ休憩なしで営業しているので、食べたくなったときにいつでも食べに行けるのも魅力のひとつです。打ちたてのうどんの食感と風味、そしてつけ汁の滋味深さ。ハマること間違いなしの一店です。

※価格はすべて税込
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