抜群のロケーションにある、秩父グルメの人気店

chimbata_2.jpg

秩父鉄道「秩父駅」で下車し、歩くこと約20分。小高い丘を登った先に現れるのが、「和食と豚みそ丼 ちんばた」です。

chimbata_3.jpg

秩父の酒蔵を解体したときに出た建材を使って作ったという建物は、古民家のような温かみのある佇まい。お店を営むのは、二代目店主の西健宏さんです。
「創業はおよそ50年前。父が始めた創作料理の店を、10年ほど前に受け継ぎました。父の代は夜営業がメインの居酒屋のような雰囲気でしたが、今はランチにも力を入れています」と西さん。

メニューには、豚みそ丼やわらじかつなどの秩父名物をはじめ、秩父の食材を生かした料理や、秩父生まれのお酒が揃います。野菜もできるだけ秩父産のものを選び、地産地消を心がけているそう。

chimbata_4.jpg

店内にも木材がふんだんに使われていて、落ち着いた雰囲気。テーブル席のほか、座敷席、テラス席も用意されています。

chimbata_5.jpg

テラス席からは秩父市内を一望でき、開放感抜群! テラス席はワンちゃん連れもOKです。
ちなみに店名の由来を伺うと、「昔、秩父では絹織物産業が盛んで、賃金をもらって機を織ることを『賃機(ちんばた)』と呼んでいたんです。私の先祖が賃機をしていたことから、店名に付けました」と教えてくれました。

味噌と炭火の香りがたまらない、絶品豚みそ丼

chimbata_6.jpg

ちんばたを訪れたらぜひいただきたいのが、名物の「秩父豚味噌丼」(並盛1,200円)。味噌に漬けこんだ豚肉を炭火で焼いた自慢の一品で、お味噌汁と、秩父の伝統野菜・しゃくし菜のお漬物付き。大きなロース肉と、カットされたバラ肉が盛り付けられていて、一皿で2種類の部位を楽しめるのも嬉しいポイントです。

料理が運ばれてきた瞬間、味噌と炭火の香ばしい香りがふわり。一口食べると、華やかな味噌の風味が口いっぱいに広がります。お肉はやわらかでジューシー。噛むたびにお肉そのものの甘味が染み出てきて、最後は炭火の香ばしい風味が残ります。

chimbata_7.jpg

おいしさの秘訣は、仕込みにあります。「秩父の味噌を2種類ブレンドしたオリジナルの味噌を、お肉1枚1枚に丁寧に塗り込み、3日以上寝かせています。しっかり寝かせることで、味が染みるのはもちろん、お肉がやわらかくなるんです」と西さん。

豚みそ丼を食べたいけれど、もうひとつの人気秩父グルメ・わらじかつも気になる! という方は、豚みそ丼とわらじかつを一度に堪能できる「秩父名物W丼」(並盛1,500円)もあるので、ぜひチェックしてみてください。

chimbata_8.jpg

こちらは、埼玉県唯一の銘柄地鶏"タマシャモ"を味わえる「タマシャモ炭火焼」(1,000円)。自然の中で放し飼いをして育てられたタマシャモは、きめが細かく弾力があり、甘味が強いのが特徴です。ぷりぷりとした歯ごたえと、噛むほどに感じられる豊かなコクが絶品です。
「タマシャモはもともと肉質がしっかりしているので、素材そのもののおいしさを楽しめるように、味付けは塩だけでシンプルに仕上げています」と西さん。

chimbata_9.jpg

世界で愛される、秩父生まれのウイスキー「イチローズモルト」は、定番から限定ボトルまで約25種類がラインナップ。種類が充実しているうえ、都内の半分ほどの価格でいただけるため、イチローズモルト目当てで来店するお客さまも少なくないそうです。
その他、秩父で醸造した秩父麦酒(チチブビール)や、秩父の銘酒も用意されています。秩父の食材とお酒のペアリングを楽しんで!

秩父の味を広めて、地域に恩返しを

「秩父という土地柄、ランチのお客さまの8割ほどは観光で来た方々です。秩父の料理を召し上がってもらい、秩父を好きになっていただけたら嬉しいです」と西さん。
2024年9月には、所沢にオープンした商業施設「エミテラス所沢」に3店舗目を出店。
「市外への出店は初ですが、所沢の方にも秩父のグルメを広めていけたらという思いで出店を決めました。所沢店でもできるだけ秩父のものを使って、秩父の農家さんや地域に還元していきたいなと思っています」

chimbata_10.jpg

食べて、飲んで、秩父のグルメを存分に堪能できる「ちんばた」。小高い場所にあるからこそ出合える、秩父市街の絶景も見ものです。秩父を訪れた際はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

※価格はすべて税込。
※営業時間、販売商品、価格などが変更になる場合がございます。