奥秩父・荒川渓谷という絶好のロケーション

「秩父ジオグラビティパーク」は「西武秩父」駅からさらに西へ12kmほど。秩父鉄道「三峰口」駅から徒歩10分の荒川渓谷上空にあります。

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奥秩父の山並みを間近に感じながら荒川にかかる橋「白川橋」を渡り、パークを目指します。橋の東側には荒川の両岸を結ぶ吊り橋。遠目からもわかるほどシンプルなその姿に「今からあれを渡るのか!」と不安と楽しみが入り乱れます。

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現地に到着すると手づくりの「かかし」がお出迎え。この辺りは贄川(にえかわ)宿といって、江戸時代から秩父神社を参拝する人々の宿場町として栄えた場所。当時の賑わいを取り戻すため、地元の人たちによる「かかしの里」づくりが進められているそうです。

安全に楽しむための準備は万全に!

受付で安全遵守の誓約書にサインして荷物をロッカーに預けたら、スタッフがハーネスを装着してくれます。

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準備が整ったら、いよいよスタート台へ。はしご階段をのぼると目の前には......。

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木板が連なった吊り橋とワイヤーという至ってシンプルな構造。思わず足がすくみ、向こう岸までの全長約100mがとてつもなく長い距離に感じてしまいます。

ターザン気分で空中滑走! 時速30kmの「キャニオンフライ」

往路は1本のワイヤーに吊られた滑車で対岸まで一気に滑走する「キャニオンフライ」。装着されたハーネスに体重を預け、自分のタイミングで足を離すとうなりをあげて滑車が転がり始めます。地上からの高さは約60m。足を離す瞬間は緊張しますが、いざスタートしてしまえば時速約30kmの疾走感が心地良い!体感で20秒くらいでしょうか、あっという間に対岸まで到着します。

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50m下には荒川の渓流、スリル満点の「キャニオンウォーク」

復路は吊り橋を歩いて渡る「キャニオンウォーク」。2本のワイヤーで固定された踏板は約30cm間隔で、男性でも少し大股で歩かないと届きません。しかも踏板の幅は15cmほどしかなく靴全体が完全には板に乗り切らない状態。眼下には荒川の美しい渓谷が広がっているのですが、足元を確認するのが精一杯でした。

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橋の半分まで進むとようやく少し慣れてきて、周りの景色を楽しむ余裕も。気づけば奥秩父の山なみや足元を流れる荒川、そして川を包むように広がる渓谷。360度パノラマの風景が広がっていて、大自然に抱かれているような心地良さを感じます。左手には先ほど渡ってきた白川橋も見えていました。

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もっと刺激が欲しいなら、上級編「キャニオンスイング」にチャレンジ!

今回紹介した以外にも、地上57mで宙吊りの状態から地上近くまで無重力状態で一気に落下、そのまましばらく巨大な空中ブランコのようにスイングする「キャニオンスイング」も体験できます。取材中にも1組のカップルがチャレンジしていましたが、崖の上から一気にフリーフォールしていく瞬間、悲鳴が峡谷をこだましていました。

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地元の生活を支えてきた橋が新しい形で復活

「この吊り橋は、かつて実際に使われていた"旧白川橋"跡を活用して作られたものなんです」と教えてくれたのはパークのマネージャー・小井土悠さん。

1929年に竣工した"旧白川橋"はトラックやバスも通れる大型の吊り橋。地域の生活と産業を支える大切な存在でした。老朽化が進み、川の上流に新しい橋が設置されたのは1963年。役目を終えた旧橋は橋台部分を残し撤去されました。

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この橋台跡を活用して2019年に誕生したのが「ジオグラビティパーク秩父」。

旧橋にたくさんの思い出を持つ地元の人たちからも復活を喜ぶ声が多く寄せられたといいます。「地元の人たちの協力がなくては成り立ちませんでした」と小井土さん。近隣の地権者やレストランに駐車場を提供してもらい、お客さまにパーク利用とともに食事もしてもらうことで相乗効果を生み出すなど、地元との良い関係を保つ努力が欠かせないといいます。

今も地元の人たちとの交流を深めており、「毎年ハロウィンの時期には近隣小学校の荒川西小学校の6年生を招いてジップライン(キャニオンフライ)を体験してもらっています。また、パークのピクニックエリアは地元の方のラジオ体操の場所にもなっています」とのこと。

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「秩父に住んで感じたのは職人肌の方が多いということ。そばやウイスキーなどは有名ですが、写真やアート、ファイヤーソードダンサー、空きビルを改装したレストランや宿泊施設の経営など。秩父で出会うたくさんの方たちから"実は"と聞かされて驚くことも多くて。皆さん優れた特技を持っているんだなと感じます」と小井土さんは話します。

ビジネスとしての関係性だけでなく、地元の人たちとのコミュニケーションを楽しんでいる姿が垣間見えました。

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滑車で川を飛び越えていく疾走感や足元がすくむような高所からの眺め、そしてスリリングな落下......。そういえばこんな感覚はしばらく味わっていなかったなと実感。

2021年のGW頃にはバンジージャンプも営業開始予定。いろいろなことを我慢しがちな今こそぜひ体験してほしいアクティビティです。

※体験の内容は変更になる場合がございます。
※アクティビティご利用時にはマスクの着用をお願いします。