「西武秩父」駅から歩いて5分ほどの「御花畑」駅で秩父鉄道に乗り換えて、やってきたのは、秩父鉄道「波久礼」駅から徒歩3分の「長瀞カヌーテ」。
川岸に建てられたベースからは、どこまでも広がる青々とした自然を感じられます。
この場所で、長年カヌーのインストラクターをしている谷さんにカヌーを教えていただきます。
今回体験するのは、かよさん(写真左)とけいこさん(写真右)の仲良し姉妹です!
それでは早速、カヌーの魅力を存分に味わいましょう!
まず、ライフジャケットと、コックピット内の浸水を防ぐスプレースカートを装着。体験者の方は、水に濡れてもいい服装と運動靴(サンダルでも可)で参加します。
次にパドルの使い方とストロークを教わります。
カヌーは前に進まず、右に漕ぐと左へ、左に漕ぐと右へ進みます。左右交互に漕いで前進するイメージです。手を突っ張ると疲れてしまうので、余裕をもって柔らかく持つといいそうです。
谷さん「言葉で説明するよりも実際にやってみた方が早い。あまり頭で考えずに、とりあえず漕いでみよう!」
ここは、谷さんの頼もしい背中についていくのが一番。
いろいろと考えず、身体で覚えていきましょう。カヌーに乗り込み、もしもの時の脱出方法を実践。それが終わったら、先ほど装着したスプレースカートをカヌーに取り付けて準備完了です。
いざ水上へ!
水面へ飛び出たおふたり、バランスを取りながらパドルを動かします。初めはクルクルと回ってしまったり、ぶつかったりしていましたが、徐々にコツを掴んできた様子です。
初めてカヌーに挑戦するけいこさん、肩の力が抜けてきました。
カヌー経験者のかよさんは、お姉さんを置いてどんどん先の方へ。時々振り返っては満面の笑みでお姉さんを見つめます。
ようやく妹さんに追いついたら、ふたりでちょっと一休み。ちょうどいい木陰が日差しを遮って、涼しげな風が通り抜けます。
今回はカヌー中心の体験ですが、ベースから1.5~2kmほど上流へ行くと水遊びができる場所があり、子どもや犬を連れて遊ぶこともできるそうです。日によっては蒸気機関車を見ることができ、カヌー以外の楽しみ方もあるのだとか。
約1時間半、気ままな水上散歩を楽しんだおふたり。ベースへ帰ってくるころには、行きよりも速いペースでカヌーを漕いでいました。
川岸まで辿り着くと、カヌーごと谷さんが持ち上げてくださいます。
無事に地上へ戻ってきたところで、本日の体験は終了です。体験が終わったおふたりに感想を伺いました。
けいこさん「水に入るまでは緊張していたけれど、恐怖心はすぐに消えました!途中から水の上に浮いている感覚もなくなって、大自然の中で聞く鳥のさえずりに癒やされました。とても気持ちよかったです♪」
かよさん「私はあまり水が得意ではないので大丈夫かな?と不安な気持ちもありました。でも、スプレースカートでカヌーの中に水が入ってこない安心感もあったし、水に入ってからも揺れがほとんどなくて、後半は大胆に漕げたと思います。とっても楽しかったです!」
長瀞カヌーテは、まだ水上アクティビティが浸透していない時代から、この地でカヌーやラフティング、カヤックの体験と講習を提供しています。夏限定のレジャーではなく、冬以外の季節も楽しめる絶好のプレイスポット。春には桜や藤の花が咲き乱れ、秋には鮮やかな紅葉で包まれるそうです。
長瀞カヌーテの最大の特徴は、川波がほとんどないこと。ダム湖なので穏やかな水面でカヌーを楽しむことができます。揺れが少なく安全なので、初心者の方でも恐怖感を拭うのに時間はかからないのだとか。
谷さん「ここはとても穏やかですし、あまり厳しいルールを設けていません。初心者の方、幅広い年齢の方に楽しんでいただける場所です。犬と一緒に乗るお客さんも多いですよ。この広い自然の中で、大切な人たちと楽しんでいただけたら、と思っています」
お子さんとアクティビティに挑戦したい方、恋人とふたりでカヌーに乗ってみたい方、日常を忘れて水上をのんびり散歩したい方など。長瀞カヌーテでひと味違う夏の思い出を作ってみませんか?
※体験の内容は変更になる場合がございます。