企画展ではさまざまな作家が手掛けた商品が並ぶ

英語で"雑木林"を意味する「copse」は2010年11月にオープンしました。店主の小森知佳さんは、「石神井に住んで20年ほどになりますが、緑豊かな石神井公園があり、生活もしやすい、すごくいい場所だなと感じていました。もう少しお店があればもっと楽しい街になるのにな、それなら自分がやってみようと思って始めました」とこの地にお店を構えた理由を語ります。

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生活を豊かにするというコンセプトのもと、現在は企画展をメインに営業。企画展では全国各地のさまざまな作家が手掛けた衣食住にまつわる商品が並びます。展示は1回につき9日間前後行われ、展示と展示の間は入れ替えのためお店はお休みになります。

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「展示がメインのため主たる部分は入れ替わりますが、器や食品など常時扱っているものもあります。オンラインショップにある商品の現物をご覧になりたいという方は、ご連絡をいただければ店頭でも見ることができます」と小森さん。個性あふれる作家や商品はどのように発掘しているのでしょうか。

実際に見て使って、琴線に触れたものだけを

「ご紹介をいただく場合もありますけど、実際に見たり使ったりして、『これいいな』とか『おもしろいな』とか、自分が刺激を受けたものを選んでいます。できるだけ工房に足を運んで、ものづくりの背景やプロセスを伺うのも、お店に並ぶまでの大事な仕事だと思っています」と話す小森さん。

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「たとえば今回の船木さん(1月26日~2月3日に行われた船木智仁 漆展)は、漆とは思えない金属っぽいテクスチャーで、しかも使い勝手に優れている。今まで見たことがないような表現や挑戦を見ると、おおっ! となって紹介したくなるんです。作家さんのファンの方も多いのでお客さまはその都度変わりますが、私の中では『器も洋服も、好きなものは繋がっている』という感覚があるので、どちらも気に入ってくれるといいなと。
ここは駅から少し距離があるので、魅力的なつくり手を日々発掘して、これからもワクワクするような展示をしたいと思っています」

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店内には、保存食や調味料、コーヒー豆など食材も並んでいます。オリジナルのふりかけはリピーターも多いそう。

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店内に置かれた鳥小屋は、実はれっきとしたスピーカー。古民具や古道具をリメイクしたスピーカーを制作している宇宴さんが手掛けたものです。Bluetoothでつながっていて、実際に店内で使用されています。

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テラス席も用意されており、コーヒーや紅茶、自家製ジンジャーエールなどをいただくことができます。「せっかく来ていただいたお客さまに、気持ちのいいテラス席でゆっくり過ごしながら、この街の空気を感じてもらえれば」と小森さんは話します。

「copse」はつくり手と使う人をつなぐ場所

さまざまな表情を見せる「copse」ですが、そこには「衣食住を扱うセレクトショップ」にとどまらない小森さんの思いがありました。

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「物を見ていただけるとか買っていただけるのももちろん大事ですが、『人が出会ったりつながったりする場所にしたい』というのが創業当初からの目的でもあるので、金継ぎや料理などのワークショップや、つくり手のお話し会を通じて人と人がつながる場所になればと思っています」

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大泉学園駅から「copse」までの道中には、23区内でありながらもどこかのんびりとした時間が流れています。近所には朝ドラで注目された「練馬区立牧野記念庭園」もありますので、「copse」や石神井公園と合わせて巡ってみてはいかがでしょうか? 不定休のため、来店される際はブログやSNSをチェックしてください。

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